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TOPページ > 海外競馬ニュース > モアザンレディ、2019年も豪州へのシャトルを続行(オーストラリア・アメリカ)[生産]
海外競馬ニュース
2019年07月04日  - No.25 - 2

モアザンレディ、2019年も豪州へのシャトルを続行(オーストラリア・アメリカ)[生産]


 衰えを知らないシャトル種牡馬モアザンレディ(More Than Ready 22歳)の今後の計画が180度転換され、同馬は今年の南半球繁殖シーズンも豪州のヴァイナリースタッド(Vinery Stud)に戻ってくる。同馬は現在までに、193頭ものステークス勝馬を送り出している。

 昨年12月、モアザンレディ(父サザンヘイロー)は種付予約64頭という強い支持を受けながらも、豪州へのシャトルを終了すると発表されていた。その半年後の6月25日、2019年に同馬が再びヴァイナリースタッドに戻って来ることが発表された。同馬の南半球へのシャトルは19年連続となる。

 ウィンスターファーム(WinStar Farm)の種牡馬モアザンレディは、2001年から豪州にシャトルされてきた。今年は種付頭数が制限され、種付料は2018年の6万6,000豪ドル(約495万円)よりも引き下げられて5万5,000豪ドル(約413万円)となる。これは2007年以来の最低額である。

 自らもG1馬であるモアザンレディは、種牡馬として世界中に活躍馬を送り出しており、G1優勝産駒は24頭に上る。その中には、2月に心臓発作で死んだトップクラスの種牡馬セブリング(Sebring)がいる。

 セブリングがモアザンレディの後継種牡馬であることは間違いなかったため、同馬の死は豪州生産界にとって大きな打撃だった。一方、リンドハーストスタッド(Lyndhurst Stud)で供用されるべターザンレディ(Better Than Ready 父モアザンレディ)の種牡馬成績により、モアザンレディが継承したものへの信頼はさらに高まっている。

 今シーズンにデビューしたベターザンレディの初年度産駒は素晴らしい活躍を見せ、同馬はファーストクロップサイアーとして勝馬20頭を送り出した。これは、2012/13年シーズンにノーザンミーティア(Northern Meteor)が打ち立て、2017/18年シーズンにスピリットオブブーム(Spirit Of Boom)が並んだ記録、勝馬18頭を超えるものである。

 ベターザンレディは供用初年度から4年目まで種付料9,900豪ドル(約74万円)で供用されていたが、2019年種付料は3万3,000豪ドル(約248万円)に引き上げられる。初年度産駒の中にはリステッド勝馬のジオディッセイ(The Odyssey)がいる。

 直近の北半球繁殖シーズンにおいて、モアザンレディは135頭に種付けしてその受胎率は90%を超えていた。このことを背景に、同馬のシャトルを継続する決定が下された。

 ウィンスターファームのエリオット・ウォルデン(Elliott Walden)社長は、モアザンレディの良好な健康状態・種付の意欲・受胎率の高さが、再びシャトルさせることの決め手となったと述べた。

 同社長はこう語った。「モアザンレディは本当に傑出した種牡馬であり、現在彼がどのような状態かを見て判断しました。シャトルを継続させることによって、彼は生産に適した健康な馬であり続けることができると、私たちは確信しています。年末に彼を再び米国で迎えることを楽しみにしています」。

 モアザンレディの国際的影響はその驚異的な種牡馬成績から見て取れる。同馬は、ステークス勝馬頭数によるサイアーズランキングにおいて193頭で歴代5位となっている(首位はクールモアのガリレオ)。また、勝馬頭数によるサイアーズランキングにおいては1,794頭で首位に立っており、勝率(勝馬頭数/出走馬頭数)は73%を誇っている。

 さらにモアザンレディは昨年8月1日から、ステークス勝馬10頭を送り出している。その中にはG1馬4頭と、豪州の2歳重賞勝馬のクーウィーラップ(Kooweerup)とレディセットセール(Ready Set Sail)が含まれている。

 ヴァイナリースタッドのピーター・オートン(Peter Orton)社長は、看板種牡馬が戻って来ることに喜びを表し、一般的にシャトルを継続させることは馬の健康状態を保つ一助となると述べた。

 オートン氏はこう語った。「モアザンレディが南半球の繁殖シーズンに豪州に戻ってくることを、とても嬉しく思っています。彼はここで他のどの馬よりも良い成績を挙げ続けている驚くべき種牡馬です。 同馬は偉大なシャトル種牡馬で、輸送をうまくこなしています。実際、翌年の繁殖シーズンまでの8ヵ月間に暇を持て余すよりも、種付けを続けさせるほうが、種牡馬の寿命を延ばして健康をより良く保つと感じています」。

 モアザンレディは再び、ヴァイナリースタッドの優良種牡馬群に加わることとなる。その中には8年目の繁殖シーズンを迎えようとしているG2優勝馬のプラック(Pluck 父モアザンレディ)や、ヒンチンブルック(Hinchinbrook 昨年死亡)の産駒であるプレスステートメント(Press Statement)などがいる。プレスステートメントの今年1歳となった初年度産駒の平均購買価格は6万4,255豪ドル(約482万円)である。

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By Chris Humpleby of ANZ Bloodstock News

(1豪ドル=約75円)

[Racing Post 2019年6月25日「More Than Ready in surprise return to Vinery for 2019」]

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