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TOPページ > 海外競馬ニュース > サーカスマキシマス、78頭目のガリレオのG1優勝産駒に(イギリス)[その他]
海外競馬ニュース
2019年06月20日  - No.23 - 2

サーカスマキシマス、78頭目のガリレオのG1優勝産駒に(イギリス)[その他]


 6月初めには、サーカスマキシマス(Circus Maximus 牡3歳)がガリレオにとって78頭目のG1優勝産駒になると予想する者はほとんどいなかった。同馬はロイヤルアスコット初日のメインレースであるセントジェームズパレスS(G1 約1600m)に出走登録さえもしていなかったのだ。

 しかし関係者は、前走の英ダービー(G1)で同厩馬アンソニーヴァンダイク(Anthony Van Dyck)の6着に敗れたサーカスマキシマスを4万5,000ポンド(約608万円)支払って追加登録することを決定した。その後のことは周知のとおりである。サーカスマキシマスのセントジェームズパレスS優勝により、ガリレオは名種牡馬デインヒルのG1優勝産駒84頭という記録に近づいた。

 ガリレオは、ステークス勝馬476頭、うち重賞勝馬194頭・リステッド勝馬101頭を送り出し、驚くべき種牡馬成績を挙げている。サーカスマキシマスは2011年のフランケル、2015年のグレンイーグルス(Gleneagles)に続き、セントジェームズパレスSを制した3頭目のガリレオ産駒となった。

 ガリレオの影響力は近年のセントジェームズパレスSにおいて、根深いものになっている。同馬は、2016年優勝馬ガリレオゴールド(Galileo Gold)と2017年優勝馬バーニーロイ(Barney Roy)の母父であり、2013年優勝馬ドーンアプローチ(Dawn Approach 父ニューアプローチ)と 2018年優勝馬ウィズアウトパロール(Without Parole 父フランケル)の父父である。

 サーカスマキシマスのロイヤルアスコット開催での勝利により、その牝系も注目される。同馬の母ダントル(Duntle)はドバウィの供用3年目の産駒であり、2012年の3歳シーズンにロイヤルアスコット開催のサンドリンガムH(L)でアルサーディ(Arsaadi)を撃退して優勝したのだ。

 ダントルは、翌年のデュークオブケンブリッジS(G2)でレディファースト(Lady First)やダンク(Dank)を下して優勝し、勝鞍を重ねた。後にレディファーストはキャロル・バンフォード卿婦人(Lady Carole Bamford)により180万ギニー(約2億5,515万円)で購買され、ダンクはBCフィリー&メアターフ(G1 サンタアニタ)で優勝した。またダンクの初仔であるガリレオ牝駒は、2017年タタソールズ社10月1歳セール・ブック1においてゴドルフィンにより400万ギニー(約5億6,700万円)で購買された。

 ダントルの血統記録には同馬が2012年メイトロンS(G1 レパーズタウン)で2着になったことが記されているが、それはすべてを語るものではない。

 デヴィッド・ワックマン(David Wachman)調教師が手掛けたダントルは、直線の入口で馬群に包まれ、残り1ハロン(約200m)で無理やり抜け出した。そのときに外に寄れてアランザ(Alanza)にぶつかり、今度はアランザがその外のチャチャメイディー(Chachamaidee)にぶつかった。そしてチャチャメイディーは、ダントルにわずか短首差で負けた。

 長い審議を経て、ダントルを2着に降着とすることが決定され、賛否両論がある中でダントルのG1勝利の栄光は剥奪された。

 ダントルの父はデインヒルダンサーである。デインヒルダンサーの牝馬はガリレオと交配して4頭のG1優勝馬を送り出している。サーカスマキシマスのほかにこの組合せでG1を制したのは、アリススプリングス(Alice Springs)、マインディング(Minding)、ザグルカ(The Gurkha)である。

 また、2017年コロネーションS(G1)優勝馬ウィンター(Winter 父ガリレオ)は、母父がショワジール(父デインヒルダンサー)だった。

 さらにガリレオのG1優勝産駒のうち12頭は、デインヒル(デインヒルダンサーの父)を母父としている。その組合せには、驚異的なフランケル、世界を股にかけて活躍したハイランドリール、最優秀2歳牡馬テオフィロなどがいる。

 今年はすでに、この有名な掛け合わせのもう1つのヴァリエーションも好ましい結果を見せている。それは、英ダービー優勝馬のアンソニーヴァンダイク(父ガリレオ)である。同馬の母である豪州産のビリーブンサクシード(Believe 'N' Succeed)は、エクシードアンドエクセル(父デインヒル)を父とするからである。

 サーカスマキシマスは、ニアルコスファミリーのフラックスマンステーブルズ(Flaxman Stables)の服色で出走しているが、馬主にはクールモアのジョン・マグニア氏、マイケル・テイバー氏、デリック・スミス氏も名を連ねている。

By James Thomas

(1ポンド=約135円)

(関連記事)海外競馬ニュース 2012年No.44「カメラ位置の設定ミスが判明したが、メイトロンSの審議結果に変更はなし(アイルランド)

[Racing Post 2019年6月18日「A pedigree in pictures: Circus Maximus becomes Galileo's 78th Group 1 winner」]


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