EnglishKorean
中文Francais
Japanese Stud Book


世界の競馬
海外競馬ニュース(毎週更新)
海外競馬情報
海外競馬場・日程
海外競走登録・遠征情報
世界の競馬および生産統計 アジア競馬会議・競馬連盟
軽種馬登録情報
軽種馬登録ニュース
統計データベース
軽種馬の登録の仕組み
登録のあゆみ
ユビキタス関連
マイクロチップについて
申請書類ダウンロード

モバイルサイト
TOPページ > 海外競馬ニュース > ソットサスがペルシアンキングを負かして仏ダービー優勝(フランス)[その他]
海外競馬ニュース
2019年06月06日  - No.21 - 2

ソットサスがペルシアンキングを負かして仏ダービー優勝(フランス)[その他]


 ジャン-クロード・ルジェ調教師は、シャンティイのクラシック競走を手中に収めることにかけては、現代の巨匠であることを自ら証明した。ソットサス(Sottsass)がクリスチャン・デムーロ騎手を背に本命馬ペルシアンキング(Persian King)を破り、コースレコード(2分2秒90)で仏ダービー(G1 芝2100m ジョッケークリュブ賞)を制したのだ。

 ルジェ調教師はうだるように熱いこの日に体調を崩し、レースに立ち会うことができなかったが、病院でこの勝利を祝うことができた。6月3日(月)には退院する予定。

 ルジェ調教師にとってこれは仏ダービー4勝目である[2009年ルアーヴル(Le Havre)、2016年アルマンゾル(Almanzor)、2017年ブラムト(Brametot)]。この4年間では3勝している。

 現地では少なくとも2人が有頂天となっていた。それは、優勝馬主のピーター・ブラント(Peter Brandt)氏とデムーロ騎手である。同騎手は、ソットサスの主戦を務めていたクリストフ・スミヨン騎手が急きょザルカラニ(Zarkallani 母ザルカヴァ)に騎乗することになったため、週日の調教で初めてソットサスに騎乗した。2年前に同じくルジェ調教師が手掛けたブラムトでこのレースを制していたので、デムーロ騎手にとっては2回目の仏ダービー制覇となった。

 デムーロ騎手は、「仏ダービーを1勝するのはとても感動的ですが、2勝目もそれに劣らず素晴らしいものです。本音を言えば、期待していませんでした。当初は別の馬に乗ることになっていたのですが、アガ・カーン殿下がザルカラニを走らせることになり、その鞍上をスミヨン騎手が務めることになりました。それでルジェ調教師がソットサスの騎乗を依頼してくれました。本当に夢のようです」と語った。

 長年ルジェ調教師の助手を務めているジャン-ベルナール・ロト(Jean-Bernard Roth)氏は、デムーロ騎手を"神がかった騎手"と言う。同騎手は内埒沿いの経済コースを通り、牽引してくれる馬を見つけることができた。

 「意識したわけではありませんが、いつの間にかペルシアンキングの後ろを走っており、同馬が加速したので私たちも勢いづいて戦いに加わることができました。負かさないといけない馬だと分かっていました。そして、一旦追い越してしまうと後はスムーズでした」。

 ルジェ調教師との実りある協力関係について聞かれ、デムーロ騎手はこう語った。「次第に家族であるような気持ちになってきました。これでルジェ調教師と一緒にG1・5勝を果たしたことになります。ソットサスのような馬を任せてもらえて、とてもラッキーです」。

 ソットサス(父シユーニ)は前走で仏ダービーと同じコースで優勝するという重要な経験をしていた。しかし、それが重馬場だったことが不安材料だった。同馬は、ブラント氏がオーナーを務めるホワイトバーチファーム(White Birch Farm)が所有するBCフィリー&メアターフ(G1)優勝馬シスターチャーリー(Sistercharlie 父ボーイチャーリー)の半弟である。ブラント氏は、ソットサスをアルカナ社のセールで購買していた。

 ブラント氏はこう語った。「シスターチャーリーは仏オークス(G1 ディアヌ賞)に出走しましたが、様々なトラブルがあり、2着に敗れてしまいました。その後は、ほとんど負けていません。再びシャンティに来られたことを大変嬉しく思っています。しかも、今回は本当に素晴らしい瞬間に立ち会えました。ブリーダーズカップで優勝した日と同様に、人生で最高の日と言えます」。

 病み上がりのルジェ調教師はソットサスの今後の進路を思い描くだろうが、ブラント氏は米国のチャド・ブラウン厩舎に転厩させるのではなく、欧州で競走生活を続けさせるだろうと述べた。

 パディパワー社は凱旋門賞(G1 パリロンシャン 芝2400m)におけるソットサスの単勝オッズを17倍としている。ブラント氏は凱旋門賞をシーズン末のターゲットから外さないように調教師に話すようだ。

 同氏はこう語った。「凱旋門賞は最も勝ちたいレースの1つだと言えます。初めて凱旋門賞を観戦したのは1976年にイヴァンジカ(Ivanjica)が優勝したときです。それから、所有馬を凱旋門賞に出走させることをずっと夢見てきました」。

 ペルシアンキングに騎乗したピエール-シャルル・ブドー騎手は大外発走のために、始めからエンジンを掛けることを余儀なくされたが、残り2ハロンまでは順調に走っており、まだエネルギーを残しているように見えた。しかし先行馬モタマリス(Motamarris)をとらえに行った後に、ソットサスに抜かされてしまった。

 アンドレ・ファーブル調教師はこう語った。「"ペルシアンキングはもたないだろう"という最初の考えに立ち返りました。残り2ハロンまでは順調に走っていましたが、最終的にはバテてしまいました。トップクラスの馬に負かされてしまいました。ペルシアンキングの次走はドーヴィルのジャックルマロワ賞(G1 芝直線1600m)になるかもしれません」。

 フレディ・ヘッド調教師はまだ経験の浅いモタマリスのパフォーマンスに満足していた。同馬は先行してペースを抑えるのに寄与し、ライアン・ムーア騎手が騎乗するケープオブグッドホープ(Cape Of Good Hope)を退け3着に粘った。

 ヘッド調教師はこう語った。「速いペースの仏ダービーで健闘できるとは確信していませんでした。彼が今日成し遂げたことには価値があります。彼は2400mでも通用するからです。今年の仏ダービーは素晴らしいものとなりました」。

 エイダン・オブライエン調教師はケープオブグッドホープについてこう語った。「ケープオブグッドホープは素晴らしいレースをしました。まだ進化すると感じています。彼の全兄ハイランドリール(Highland Reel 父ガリレオ)はこのレースで2着となりましたが、その後大きく進化しましたので、彼もそうなるだろうと期待しています」。

By Scott Burton

[Racing Post 2019年6月3日「'Divine' Demuro on cloud nine as Sottsass downs Persian King」]


上に戻る