EnglishKorean
中文Francais
Japanese Stud Book


世界の競馬
海外競馬ニュース(毎週更新)
海外競馬情報
海外競馬場・日程
海外競走登録・遠征情報
世界の競馬および生産統計 アジア競馬会議・競馬連盟
軽種馬登録情報
軽種馬登録ニュース
統計データベース
軽種馬の登録の仕組み
登録のあゆみ
ユビキタス関連
マイクロチップについて
申請書類ダウンロード

モバイルサイト
TOPページ > 海外競馬ニュース > 豪州の名種牡馬リダウツチョイスが22歳で死亡(オーストラリア)[生産]
海外競馬ニュース
2019年03月28日  - No.12 - 2

豪州の名種牡馬リダウツチョイスが22歳で死亡(オーストラリア)[生産]


 アローフィールドスタッド(Arrowfield Stud)は、豪州リーディングサイアーのリダウツチョイス(22歳 父デインヒル)の死を悼んでいる。運動機能を喪失した同馬に獣医師とスタッフはあらゆる手を尽くしたが回復の見込みはなく、3月26日(火)午前に安楽死措置がとられた。

 同スタッドのジョン・メッサーラ氏はリダウツチョイスの死を心から悼み、「私たちの生活において彼はとても大きな存在であり、今では彼のいないアローフィールドなど想像できません」と述べた。

 そして、「彼は私たちに多くの喜びをもたらしました。アローフィールドは彼を土台として築かれ、私たち、そして多くの人々の夢と願望をかなえさせてくれました」と語った。

 リダウツチョイスは2013年と2014年、アガ・カーン殿下のボンヌヴァル牧場(フランス)にシャトルされ、その2シーズンで重賞勝馬ゴールドラック(Gold Luck)・セヴェンナスター(Sevenna Star)・スポティファイ(Spotify)、ステークス勝馬タイムズアロー(Time's Arrow)を送り出した。

 リダウツチョイスは豪州において、高い評価を受けていた。堂々とした馬体、見事な血統、優秀な競走成績、産駒が高額で落札されること、優れた種牡馬・繁殖牝馬の父であることがその理由である。

 同馬の産駒は活躍し続けている。ギャラクシースター(Galaxy Star)は11月にレイルウェイS(芝1600m 豪アスコット競馬場)を制して34頭目のG1優勝産駒となり、ジオータムサン(The Autumn Sun)は3月23日にローズヒルギニー(芝2000m)でG1・5勝目を挙げた。

 ジオータムサンは現役引退後にアローフィールドスタッドで種牡馬入りする予定。そこで、4頭のリダウツチョイス産駒の種牡馬、すなわちスニッツェル(Snitzel)、ノットアシングルダウト(Not A Single Doubt)、シザーキック(Scissor Kick)、パリアー(Pariah)と一緒に供用される。

 また、今年のマジックミリオンズ・ゴールドコースト1歳セールでは、100万豪ドル(約8,000万円)以上で購買されたリダウツチョイス牡駒は3頭いた。

 リダウツチョイスは2005-6年シーズンに初めてリーディングサイアーのタイトルを獲得したが、その13年後の今シーズンに最初のリーディングブルードメアサイアーのタイトルを獲得すると見られている。これまでに、リダウツチョイス牝馬の仔の獲得賞金は総額1,520万豪ドル(約12億1,600万円)に上り、15頭がステークス勝馬となっている。G1馬の中にはエクストラブリュット(Extra Brut)、アンフィトリテ(Amphitrite)、アルカディアクイーン(Arcadia Queen)が含まれる。

 リダウツチョイスの生産者はマザファー・ヤシーン(Muzaffar Yaseen)氏、現役時代の馬主はヤシーン氏のティーリーアセッツ社(Teeley Assets)だった。そして競走生活全体にわたり、メルボルンのリック・ホア-レイシー(Rick Hore-Lacy)調教師により管理された。

 リダウツチョイスはすぐに実力を発揮した。2歳のときにいきなりリステッド競走を制して華やかなデビューを果たし、その7日後のブルーダイヤモンドS(G1)に出走して手強いライバルであるテスタロッサ(Testa Rossa)を2馬身引き離して優勝した。

 このほかに、マニカトS(G1)、コーフィールドギニー(G1)、CFオールS(G1)を制してG1・3勝を挙げ、2000年に現役を引退してアローフィールドスタッドで種牡馬入りした。

 メッサーラ氏はこう語った。「約20年前にリダウツチョイスを購買させてくれた(以前の馬主)ムザファー・ヤシーン氏に感謝したいと思います。ヤシーン氏とのパートナーシップは常に友好的で、私たちは望んでいた以上のことを達成できました」。

 「アローフィールドスタッドのチームにも感謝します。毎日彼を世話したスタッフをはじめチーム全体がリダウツチョイスの物語の一部です。彼が長くて素晴らしい一生を過ごせるように努力してくれました。今日は多くのスタッフが涙を流したことでしょう」。

 「リダウツチョイスが種牡馬生活を始めるにあたり手伝ってくれたスタッフ、出資者、支援して下さった生産者、そして産駒の購買者・調教師・騎手に感謝します」。

 メッサーラ氏はこう付言した。「リダウツチョイスが頂点を極めて死んだことは私にとって大きな慰めとなります。種牡馬生活においては最初から最後までその卓越性を持続させました」。

 「豪州の生産界・競馬界において、リダウツチョイスがその牡駒・牝駒、これから生まれる最後の世代の産駒、そして過去20年にわたり関わった人々を通じて残したレガシー(遺産)は莫大なものです。彼には本当に感謝しています」。

news_2019_02_02.PNG

By Ollie O'Donoghue

(1豪ドル=約80円)

(関連記事)海外競馬情報2014年No.9 「リダウツチョイス、3度目のリーディングサイアーに輝く(オーストラリア)」

[Racing Post 2019年3月26日「Arrowfield Stud mourns loss of 'king of sires' Redoute's Choice aged 22」]


上に戻る