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海外競馬ニュース
2018年11月15日  - No.44 - 4

女性限定のシンジケートがUAEで発足(ドバイ)[その他]


 フェニックスサラブレッズ社(Phoenix Thoroughbreds 以下フェニックス社)は1031日、女性限定のシンジケートを発足させることを、ツイッターで発表した。これは、女性が広く積極的にアラブ首長国連邦(UAE)の競馬産業に関わることを目指した取組みである。

 ツイッターにはこう記されていた。「私たちはフェニックス社を設立する過程で、UAEの競馬界で女性の存在感がないことに気付き、そのために何かしようと決心しました。弊社が競走馬を所有して競馬場で成功を収めていることで、女性の競馬への投資についての関心が高まることを望んでいます。そして女性限定シンジケートの誕生によって、豪華な"フェニックスレディーズ(Phoenix Ladies)"の勝負服を背負って多くの馬がUAE内外で走るようになれば嬉しく思います」。

 このシンジケートの1頭目の出走馬は、111日(木)にメイダン競馬場でデビューする2歳のウォーキングサンダー(Walking Thunder 父ヴァイオレンス 母ストリートショー 母父ストリートボス)である。この牡駒はフロリダ州ゴールデンレガシーステーブル(Golden Legacy Stable)で生産された。[訳注:ウォーキングサンダーはこのデビュー戦を制した。また、"フェニックスレディーズ"の2頭目の出走馬スペリア(Superior)は、118日のレースで優勝した]。

 フェニックス社は近年女性の競馬界への参加をより目立つものにするための取組みに参画しており、フェニックスレディーズシンジケートの設立はその一環である。

 同社は、「弊社は、競馬界において女性がより大きな存在感を示すための国際的な取組みに一役買うことができることを嬉しく思います」と付言した。

 フェニックス社は2017年、ドバイを拠点とするビジネスマンのアメル・アブドゥラズィーズ(Amer Abdulaziz)氏により設立された。サラブレッド競馬界ですぐに頭角を現し、UAE、米国、欧州、豪州に厩舎を持つようになった。

 同社が出走させた馬には、ベルモントSG1)で三冠馬ジャスティファイ(Justify)の2着となった3歳馬グロンコウスキー(Gronkowski)がいる。また、今年のキーンランド11月繁殖牝馬セールに上場予定の無敗牝馬ドリームトゥリー(Dream Tree)も出走させていた。

By Meredith Daugherty


bloodhorse.com 20181031日「Phoenix Thoroughbreds Forms Ladies Syndicate」]


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