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海外競馬ニュース
2018年08月16日  - No.31 - 1

ワールドベストレースホースランキングの上位6頭のうち4頭が英国調教馬(イギリス)[その他]


 「ロンジンワールドベストレースホースランキング(2018年1月1日~8月5日)」において、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)優勝馬ポエッツワード(Poet's Word)は、豪州の驚異的な牝馬ウィンクス(Winx)の2位となった。このランキングの上位6頭のうち4頭は英国調教馬である。

 サー・マイケル・スタウト調教師が管理する5歳のポエッツワードは、レーティング129を獲得した。このレーティングは、種牡馬入りしたペガサスワールドカップ(G1)優勝馬ガンランナー(Gun Runner)と同じであり、この2頭はウィンクスにわずか1ポンド及ばず2位となった。

 キングジョージ(アスコット競馬場)でポエッツワードに首差で敗れたクリスタルオーシャン(Crystal Ocean スタウト厩舎)はレーティング128を獲得して4位となり、レーティング125で5位となったクラックスマン(Cracksman)とバターシュ(Battaash)に差をつけた。アルファセントーリ(Alpha Centauri)はレーティング122を獲得して13位に入り、アイルランド調教馬では最高順位となった。

 BHA(英国競馬統轄機構)の元ハンデキャッパーであり、現在はロンジンのレーティング委員会の共同議長を務めるフィル・スミス(Phil Smith)氏は、今回のランキングほど英国勢が上位を占めたことはこれまでになかったと述べた。

 スミス氏はこう語った。「上位6頭中4頭が英国調教馬であることはまれでしょう。しかし、昨年も健闘しました。2017年度ベストレースホースランキングの上位6頭のうち3頭が英国勢でした。それは、レーティング130のクラックスマン、129のエネイブル、126のユリシーズ(Ulysses)です」。

 「今回のレーティングは上昇していくでしょう。さらに高くなると考えています。なぜなら、ポエッツワード・クリスタルオーシャン・バターシュのレーティングが、昨年12月に香港でまとめられた2017年度ランキングのレーティングを上回らなければ、意外な気がするからです」。

 「クラックスマンは再び出走すれば昨年のレーティング130に近づくだろうと考えています。それにエネイブルはまだこのランキングに現れていません」。

 この最新のロンジンのレーティングと直近のBHAのレーティングの間には大きな差異がある。BHAはポエッツワードとクリスタルオーシャンに1ポンド、バターシュには2ポンド高いレーティングをつけている。

 スミス氏はこう説明した。「これは暫定的なレーティングであり、世界の20名のハンデキャッパーがEメールやテキストで提出したものです。議論はしていません。12月にはレーティングを論証する機会があり、投票が行われ、そこでまとめられたレーティングが年末にBHAによって採用されます」。


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By Graham Dench

[Racing Post 2018年8月9日「Poet's Word second only to Winx in latest world rankings」]


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