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海外競馬ニュース
2018年06月28日  - No.24 - 3

フランケル、ロイヤルアスコット開催のトップサイアーとなる(イギリス)[生産]


 フランケルは、ロイヤルアスコット開催(6月19日~23日)のトップサイアーとなった。3頭の勝馬を出して偉大な父ガリレオを抜き、ドキドキするような5日間の開催が終わったときにはランキングでトップに立っていたのだ。

 ジャドモントファームの元世界チャンピオンのためにボールを転がし始めたのは、ウィズアウトパロール(Without Parole)である。同馬は初日午後、フランケルが辛勝したことで有名なセントジェームズパレスS(G1)を制した。

 また同日、モナークスグレン(Monarchs Glen)がウルファートンS(L)を制した。そして、6月21日(木)のキングジョージ5世S(H)でバグダッド(Baghdad)が仕上げの1勝を果たした。

 ガリレオがロイヤルアスコット開催でキューガーデンズ(Kew Gardens)とマジックウォンド(Magic Wand)に続く3頭目の勝馬を出していたとしても、フランケルはカウントバック方式(試合など同点のとき後半部分での高得点者を勝者と決める方式)により、その優位が変わることはなかっただろう。最終日の最終レースのクイーンアレクサンドラSでは、フランケル産駒のカウントオクターブ(Count Octave)が3着となった。なお、フランケルはロイヤルアスコット開催で2着馬2頭、3着馬5頭を出している。

最終日に1頭目の勝馬を送り出した種牡馬は以下のとおりである。

・ショーケーシング(Showcasing ホワイツベリーマナースタッド)...ソルジャーズコール(Soldier's Call)がウィンザーキャッスルS(L)優勝

・ファストネットロック(Fastnet Rock クールモア牧場のシャトル種牡馬)...マーチャントネイビー(Merchant Navy)がダイヤモンドジュビリーS(G1)優勝。

・ケレイフ(Kheleyf フォーヌ牧場)...バッカス(Bacchus)がウォーキンガムS優勝。

・モティヴェーター(Motivator ケネー牧場)...パラセイター(Pallasator)がクイーンアレクサンドラS優勝。

最終日に2頭目の勝馬を送り出した種牡馬は以下のとおりである。

・キャメロット(Camelot クールモア)...アーサーキット(Arthur Kitt)がチェシャムS(L)優勝。

・シーザスターズ(Sea The Stars ギルタウンズスタッド)...クリスタルオーシャン(Crystal Ocean)がハードウィックS(G2)優勝。

By Mark Scully

[Racing Post 2018年6月23日「Frankel comes out on top at the conclusion of Royal Ascot」]


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