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2017年02月23日  - No.8 - 3

カリフォルニアクロームの父ラッキープルピット、心臓発作で死亡(アメリカ)[生産]


 2014年と2016年の米国年度代表馬カリフォルニアクローム(California Chrome)の父ラッキープルピット(Lucky Pulpit 16歳)は2月13日、今シーズン最初の種付中に心臓発作とみられる症状で死んだ。

 同馬を供用していたハリスファーム(Harris Farms カリフォルニア州コリンガ近郊)のマネージャーであるデーヴ・マクグロスリン(Dave McGlothlin)氏は、「彼はその日も健康そのもので、いつもと変わらない一日を過ごしており、当て馬とじゃれ合っていました。私たちは皆唖然としています」と語った。マクグロスリン氏と種牡馬マネージャーのラウル・ローザ(Raul Rosa)氏が種付けに立ち会っていたが、ラッキープルピットは牝馬に種付けした後に崩れるように倒れた。

 ラッキープルピット(父プルピット、母Lady Soph、母父コジーン)は、ラリー&マリアン・ウィリアムズ(Larry and Marianne Williams)夫妻により生産・所有された。同馬はアーリントン競馬場のスマイルS(芝 約1000m)で優勝し、重賞2レースで3着内に入り、獲得賞金20万9,928ドル(約2,414万円)で引退した。

 ハリスファームで種牡馬入りし、初年度種付料は2,500ドル(約29万円)だったが、今年の種付料は7,500ドル(約86万円)となっていた。

 ラッキープルピットは現時点で、2017年カリフォルニア州総合サイアーランキングの首位である。同馬は過去4年のうち3年、同州のリーディングサイアーとなっており、昨年も産駒獲得賞金が1,070万ドル(約12億3,050万円)以上となり、この栄冠を手にした。

 ラッキープルピットは競走年齢に達した7世代の産駒から148頭の勝馬を送り出している。その中にカリフォルニアクロームがいる。これまで走った産駒229頭は現在までに2,400万ドル(約27億6,000万円)を獲得している。

 カリフォルニアクロームはラッキープルピットの最高傑作であり、1,475万2,650ドル(約16億9,655万円)を獲得し、北米獲得賞金額ランキングのトップに立っている。他の優秀なラッキープルピット産駒には、G1・3着内馬ラウジングサーモン(Rousing Sermon)、ステークス競走を数回制したラックアラック(Luckarack)やステークス勝馬ユアレイト(You're Late)などがいる。

 マクグロスリン氏はこう語った。「ラッキープルピットは、世界で活躍するレベルの産駒を出していることで、カリフォルニア州と米国のサイアーランキングで毎年上位に入っています。これからも、まだ3世代の産駒がデビューします。同馬はセリと競馬場に優秀な産駒を送り込んでおり、ホームランを打ち続けています。私たちは早くから、彼は優れた種牡馬になると感じ取っていました」。

By Eric Mitchell

(1ドル=約115円)

[bloodhorse.com 2017年2月13日「Lucky Pulpit, Sire of 'Chrome', Dies of a Heart Attack」]


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