TOPページ > 海外競馬ニュース > 凱旋門賞2勝馬トレヴ、初仔のドバウィ牡駒を出産(フランス)[生産]
海外競馬ニュース
2017年02月09日  - No.6 - 2

凱旋門賞2勝馬トレヴ、初仔のドバウィ牡駒を出産(フランス)[生産]


 アルシャカブレーシング社の勝負服を背負って凱旋門賞(G1)を2勝したトレヴ(Treve)は2月1日正午、ブクト牧場(Haras de Bouquetot)で初仔を出産した。この鹿毛の牡駒の父は、ダーレーの名種牡馬ドバウィ(Dubawi)である。

 ブクト牧場のスタッドマネージャーであるブノワ・ジェフロワ(Benoit Jeffroy)氏はこう語った。「トレヴは素晴らしい初仔を出産しました。すべてが順調で、彼女は出産予定日を数日過ぎた日の昼食時に出産することを決心したようです」。

 「トレヴとその初仔はともに健康です。今や物語の新たな章が始まりました。私たちは、この牡駒がその両親同様に速く走ることをただ望むだけです」。

 トレヴは今シーズン、G1を2勝したボクト牧場の新種牡馬シャラー(Shalaa 父インヴィンシブルスピリット)と交配予定である。

 クリケット・ヘッド-マアレク(Criquette Head-Maarek)調教師に管理されたトレヴ(父モティヴェーター 母トレヴィーズ 母父アナバー)は、デビューから5連勝した。その中には、仏オークス(G1 ディアヌ賞)優勝、ヴェルメイユ賞(G1)優勝、そして凱旋門賞1勝目が含まれる。

 4歳シーズンも現役を続行したが、最初の3戦ではプリンスオブウェールズS(G1 ロイヤルアスコット開催)でザフーグ(The Fugue)の3着に敗れるなど、最高の結果を出すことができなかった。

 しかし、その後トレヴはロンシャン競馬場に戻り、欧州最高賞金レースでの王座を守った。トレヴはそのレースで本来の強さを取り戻し、フリントシャー(Flintshire)を2馬身差で下して、感動的な勝利を収めたのだ。

 トレヴは5歳になっても現役を続行し、サンクルー大賞で再びフリントシャーを下してG1・5勝目を達成し、ヴェルメイユ賞でG1・6勝目を達成した。

By Ollie O'Donoghue

[Racing Post 2017年2月2日「Dual Arc winner Treve delivers foal by Darley stalwart Dubawi」]


上に戻る