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海外競馬ニュース
2017年12月21日  - No.50 - 3

タイムワープの父アーキペンコが13歳で死亡(イギリス)[生産]


 G1馬アーキペンコ(Archipenko 13歳)はリンパ腫を患い、間もなくして死んだ。12月10日に産駒のタイムワープ(Time Warp)が香港カップ(G1)で目覚ましい勝利を収めたばかりだった[訳注:アーキペンコも香港で2008年クイーンエリザベス2世カップ(G1)を制していた]。

 ランウェイズ牧場(Lanwades Stud)のオーナー兼場長であるカースティン・ロージング(Kirsten Rausing)氏は、こう語った。「アーキペンコは珍しい急性リンパ腫を患いました。残念ながら治療が不可能な状態となっていました。死ぬわずか前までアーキペンコは元気で、南半球の牝馬に種付けを行っていたほどです」。

 「アーキペンコはその素晴らしい血統にふさわしい見事な外観を持ち、扱いやすい馬でした。彼の死は私たちの牧場にとっても、欧州サラブレッド生産界にとっても、大きな損失です」。

 イーグルホールディングス社(Eagle Holdings)により生産されたアーキペンコ(父キングマンボ)は、母をリステッド勝馬バウンド(Bound 父ニジンスキー)とする。バウンドは2010年BCクラシックを制覇したブレーム(Blame)の2代母でもある。

 バウンドは、競走と繁殖の両方で成功したナンバー(Number)の全妹である。ナンバーは現役のときにG2・2勝を果たし、繁殖入りしてからはジェイドロバリーをはじめ優秀な種牡馬を送り出した。それらの種牡馬はG1馬の父となっている。バウンドとナンバーの母は影響力の大きいスペシャル(Special)であり、ヌレイエフの母で、サドラーズウェルズの2代母でもある。

By Ollie O'Donoghue

[Racing Post 2017年12月15日「Time Warp's sire Archipenko dies aged 13」]


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