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海外競馬ニュース
2017年07月06日  - No.26 - 2

ヴィントシュトースの優勝によりクルーク調教師が独ダービー2勝達成(ドイツ)[その他]


独ダービー(G1・7月2日 ハンブルグ競馬場)2400m 3歳牡馬・牝馬

 ヴィントシュトース(Windstoss 父シロッコ)がマキシム・ペシュール(Maxim Pecheur)騎手を背にエンジョイヴィジェイ(Enjoy Vijay ピーター・シールゲン厩舎)を1馬身差で下したとき、マルクス・クルーク(Markus Klug)調教師は独ダービー(G1)優勝を手にした。同調教師は18頭立てのこのレースに7頭を出走させていた。

 これはクルーク調教師にとって2014年のシーザムーン(Sea The Moon)に続く2度目の独ダービー制覇であり、同調教師は勝利を祝して地面に膝をついた。

 最初のコーナーで、カタールレーシング社(Qatar Racing)所有の日本産馬プロミスオブピース(Promise Of Peace 父キングカメハメハ 母ピースオブワールド)が先頭に立ち、ヴィントシュトースは後方から3番目の位置にいた[プロミスオブピースは同じ厩舎の日本産馬ウォーリングステーツ(Warring States 父ヴィクトワールピサ 母チリエージェ 半兄ハクサンムーン)のペースメーカーと見なされていた]。

 独ダービー8勝目を狙うアンドレアシュ・シュタルケ騎手は、エンジョイヴィジェイで内埒沿いに上がってきたが、ヴィントシュトースは最後の直線の半ばで容赦なく追い上げ最後の数完歩でライバル馬を差し切った。

 クルーク調教師は多く管理馬を出走させたが、常客であるレットゲン牧場(Gestut Rottgen)の勝負服を背負ったのはヴィントシュトースだけだった。

 同調教師はギャロップオンライン(GaloppOnline.de)に対し、こう語った。「私にとって、大変感動的な瞬間です。独ダービーで優勝することはいつだって素晴らしいことですが、レットゲン牧場のためにそれを達成できたことは、本当に特別なことです。6年半前に同牧場のために調教できる一世一代のチャンスに恵まれました。1959年以来初めてとなるダービー優勝を同牧場のために達成できたことは最高です。この高ぶる気持ちを何と表現して良いか分かりません」。


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By Scott Burton

[Racing Post 2017年7月2日「Klug celebration as Windstoss storms to Classic triumph」]


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