NYRA、テクノロジープラットフォームで顧客の競馬体験を向上(アメリカ)[開催・運営]
NYRA(ニューヨーク競馬協会)はヴェニューネクスト社(VenueNext)と契約を交わし、2017年春からベルモントパーク競馬場に"テクノロジープラットフォーム"を導入する。
NYRAは8月22日、ヴェニューネクスト社のテクノロジープラットフォームを利用して顧客の競馬体験を向上させると発表した。2017年のサラトガ開催でも利用予定。
NYRAは、「最新のモバイル機能は、競馬場での多くのサービスを利用するための操作手段と利便性を顧客に提供します」と述べた。
このアプリで利用できるサービスは、(1)モバイルチケット、(2)馬券購入、(3)フード・ドリンク・商品の座席への配達サービス、(4)馬・騎手のプロフィールの閲覧、(5)舞台裏の映像コンテンツへのアクセスである。
ヴェニューネクスト社のリアルタイムデータダッシュボードを利用することで、競馬場は開催中に、運営上の決定をデータに基づいて行うことができるようになる。このシステムは、"NYRA・Bets賭事アプリ"および"NYRA・HD映像アプリ"と一体化される予定である。
NYRAの理事長兼CEOクリストファー・ケイ(Christopher Kay)氏は声明でこう述べた。「ヴェニューネクスト社には、全米のスポーツ施設で革新的な顧客体験を提供してきた実績があり、同社と提携することを光栄に思います。私たちはテクノロジー利用による顧客体験の向上に取り組んできましたが、この提携でさらに大きな一歩を踏み出します」。
ヴェニューネクスト社は、主要スポーツ施設でそのサービスを展開してきた。その中には、リーバイススタジアム(カリフォルニア州サンタクララ)、ヤンキースタジアム(ニューヨーク市)、アムウェイセンター(オーランド州)、USバンクスタジアム(ミネソタ州)、チャーチルダウンズ競馬場(ケンタッキー州)が含まれる。
By Blood-Horse Staff
[bloodhorse.com 2016年8月22日「NYRA Has Deal for Venue Technology Platform」]