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海外競馬ニュース
2015年03月05日  - No.9 - 4

アフガニスタンで足の一部を失った騎手が復帰戦で3着に健闘(イギリス)[その他]


 ガイ・ディズニー(Guy Disney)騎手(32歳)は、アフガニスタン紛争で足の一部を失ってからの復帰戦となるロイヤルアーティラリーゴールドカップ(2月13日サンダウン競馬場)で3着と健闘して人々に感動を与え、大きな称賛を受けた。

 2009年7月にアフガニスタン・ヘルマンド州で乗っていた車両が携行式ロケット弾を受け足に重傷を負ったため、同騎手は右膝より下を失ったが、義足を装着して騎乗するという競馬史に残る偉業を成し遂げた。

 ディズニー騎手は2008年と2009年に同競走で騎乗したが、今回の3着はこれまでの最高順位となる。最後の2つの障害の間で、この退役軍人は一瞬勝つように見えた。

 バリーアリアマン(Ballyallia Man)はレース終盤でどんどん上位に上がって行き、先行馬群を一時脅かした。同馬を管理するトム・ジョージ(Tom George)調教師は次のように語った。「私たちは彼らに向かって大声で叫びました。素晴らしい光景でした。ガイは本当によく追い、私は関係者全員とともに喜んでいます」。

 「この結果に満足しており、ガイはとても上手く乗ったと思います。あらゆる人々、とりわけ同じような状況を体験した人々に彼は感動を与えました。“やりたいことがあるなら出て行ってそれを実行するだけ”ということを示しました」。

 ディズニー騎手はあくまで控え目に、「すべてが上手く行きました。他の多くの人々もこのようなことを成し遂げています」としか言わなかった。

 代わりに、カワーズクローズ(Cowards Close ポール・ニコルス厩舎)に騎乗しこのレースで優勝したジョディ・ソール(Jody Sole)騎手がこの偉業について次のように語った。

 「ガイ・ディズニー騎手にお祝いを言わなければなりません。今日は本当に見事でした。ガイは自分のことだけが話題になることを望んでおらずマスコミに多くを語ろうとはしませんが、実に素晴らしいジョッキーです」。

By BruceJackson

[Racing Post 2015年2月14日「Roars of appreciation for inspirational Disney」]


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