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2015年12月03日  - No.48 - 1

2015年ワールドベストジョッキーはデットーリ騎手に決定(国際)[その他]


 英国を拠点とするフランキー・デットーリ(Frankie Dettori)騎手は、米国三冠制覇を果たしたビクター・エスピノーザ(Victor Espinoza)騎手と英国を拠点とするライアン・ムーア(Ryan Moore)騎手を抑え、2015年ロンジンワールドベストジョッキーに輝いた。

 デットーリ騎手は世界最高級のG1競走100レースのうち5レースを制した。優勝レースには、英ダービー、エクリプス賞、愛チャンピオンS、そして欧州年度代表馬ゴールデンホーン(Golden Horn)で制した凱旋門賞が含まれる。また、アンドラフティッド(Undrafted)でダイヤモンドジュビリーS(ロイヤルアスコット開催)も制した。

 12月11日に香港コンベンション&エグジビションセンターで開催される香港国際競走のガラディナーにおいて、デットーリ騎手にこの賞が授与される。デットーリ騎手は仏オークス(G1 ディアヌ賞)、モルニー賞(G1)、ミドルパークS(G1)でも優勝し、2015年は実りある年となった。

 対象レースの1着〜3着の騎手にポイントが与えられ、その合計で、ワールドベストジョッキーは決定される。デットーリ騎手は、対象レースで1着5回のほか2着4回、3着4回であり、この並外れた安定性のおかげで、100ポイントを獲得できた。

 この春アメリカンファラオ(American Pharoah)を37年ぶりの三冠達成に導いたエスピノーザ騎手と、ムーア騎手はいずれも90ポイントを獲得し、2位タイとなった。フランスのマキシム・ギュイヨン(Maxime Guyon)騎手は88ポイントを獲得し、僅差の4位となった。今シーズンは怪我のために騎乗できない期間があったムーア騎手は、2014年(第1回)ワールドベストジョッキーの受賞者であった。最終結果と詳細は、IFHA(国際競馬統括機関連盟)のウェブサイト(www.ifhaonline.org)で閲覧することができる。

 ワールドベストジョッキーは、ロンジンワールドベストレースホースランキング委員会が定めたレーティングが高いG1・100レースでの成績を基に決定される。同委員会はIFHAが発表するロンジンワールドベストレースホースランキングをまとめている。

 2014年12月1日〜2015年11月30日の1年間の対象レースでの獲得ポイントが集計され、ワールドベストジョッキーが決定された。1着で12ポイント、2着で6ポント、3着で4ポントが付与される。ワールドベストジョッキー制度は2014年に創設された。獲得ポイントにより世界最高の騎手を決定するのは初めてである。

By Blood-Horse Staff

[Racing Post 2015年11月30日「Dettori Named 'World's Best Jockey' for 2015」]


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