TOPページ > 海外競馬ニュース > フランスギャロのベランギエ会長、次期会長選に出馬しない意向(フランス)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2015年05月28日  - No.21 - 3

フランスギャロのベランギエ会長、次期会長選に出馬しない意向(フランス)[開催・運営]


 唐突に、フランスギャロ(France Galop)のベルトラン・ベランギエ(Bertrand Bélinguier)会長は、理事会メンバーに対して、年末に予定されている次期会長選に立候補しないことを発表した。

 5月11日、理事会と取締役会の間に、ベランギエ会長は落ち着き払って、次期会長選に立候補しない意向を述べた。4年前に自身を会長に選出した理事会メンバーに対し、最初に情報を伝えた。

 意外な決定であるが、「随分前から決断していた」と会長は打ち明けた。そして、次のように続けた。「人生において、率直に考えを述べなければならない時があります。私は73歳になります。次期会長に選出され、その4年間の任期が終了すれば、78歳間近です。何事にも潮時があり、後進に託す責任も負わなければなりません。若い会長を迎えることは、フランスギャロにとって有利なことです」。

 この決定は、ロンシャン競馬場改築計画にゴーサインが出たことに関係しているのだろうか?ベランギエ氏は、この疑問に対し、「全く関係ありません。新会長が選出される日まで、いつもどおりの責任感をもって毅然とした態度で、任務を遂行します。これは、ロンシャン競馬場の改築計画を含むいずれの課題に対してもです。私は常に行動する態勢にあります」と語った。

 ベランギエ会長は、個人攻撃を受けてきたことについて、次のように主張した。「責任を引き受けた時点で、批判の的になります。それは認識しています。フランスギャロの利益になると思えることに対し、最善を尽くしました。完全に独立した立場で、あらゆる事柄を組織にとって効果的に進行させるという目標をもって行動しました。次期会長選に立候補しないという決定を、これほど早く発表するつもりはありませんでしたが、一方で、新会長の選出にあたり選挙キャンペーンの時間が重要であると認識していました」。

 競馬界に雷鳴が鳴り響いた。ベランギエ会長は、選挙キャンペーンの開幕を告げなければならない。会長選の候補は、間もなく発表されるであろう。

By Sylvain Copier et Christophe Ugnon-Fleury

(関連記事)海外競馬ニュース 2015年No.19「ロンシャン競馬場の改築工事にゴーサイン(フランス)

[Paris Turf 2015年5月12日「Bertrand Bélinguier ne brigue pas un second mandat」]
 


上に戻る