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海外競馬ニュース
2015年05月07日  - No.18 - 2

豪州で競馬の全国団体が誕生(オーストラリア)[開催・運営]


 競馬界の主要な機能と資産を全国レベルで統合したレーシングオーストラリア(Racing Australia)が、設立された。

 レーシングオーストラリアは、オーストラリア競馬評議会(Australian Racing Board)、レーシング・インフォメーション・サービス・オーストラリア社(Racing Information Services Australia)、オーストラリア血統書(Australian Stud Book)の統合団体である。レーシングオーストラリアによれば、このことによって競馬界のデータベースが統合されたことは、将来的に大幅なコスト削減と効率化につながる。

 プレスリリースには、次のように記されている。「サービス提供は従来のとおり実施されるが、競馬関係者に対しては、1つの団体と連絡を取るだけで用件が済むという利便性がもたらされる。レーシングオーストラリアへの出資者は、各州・地域を代表する8つの主要競馬統轄団体(Principal Racing Authorities)である」。

 4月13日の第1回理事会で、ジョン・メッサーラ(John Messara)氏(レーシングNSW社会長)が、レーシングオーストラリアの初代会長に選出された。

 メッサーラ氏は、次のように語った。「レーシングオーストラリアの設立は、競馬産業にとってエキサイティングな時代の到来を約束します。競馬関係者が競馬界の様々な資産をより上手に活用できる自由度が広がります。また、データベースの統合は、競馬の公正確保と透明性を大幅に強化します。この点に関しては、今後数ヵ月間のうちに多くの戦略が発表されるでしょう」。

 「レーシングオーストラリアは、豪州競馬産業が長年抱いてきた“各競馬統轄団体を統一し、団結させる”という強い思いを象徴しています。レーシングオーストラリアが関係者から信頼され、今後、競馬産業の利益に役立つことを確信しています」。

By Blood-Horse Staff

[bloodhorse.com 2015年4月16日「New National Racing Body Formed in Australia」]


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