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海外競馬ニュース
2014年11月27日  - No.47 - 3

メイダン競馬場、新設のダート馬場を披露(ドバイ)[開催・運営]


 ドバイのメイダン競馬場では、2010年の開場以降ずっと使われていたタペタ馬場に替わりダート馬場が敷設されて初めての競馬開催が11月6日夜に行なわれ、新しい時代の幕開けを迎えた。

 11月4日の晩には2つの試行レースが施行され、調教師と騎手はお墨付きを与えた。

 この2レースの“勝馬”を管理するダグ・ワトソン(Doug Watson)調教師は、「申し分のない馬場で、時間とともに多くのレースが施行され管理されるようになればもっと改善するでしょう。ずっとナドアルシバ競馬場(訳注:メイダン競馬場開場以前にドバイミーティングが施行されていた競馬場)のダート馬場の大ファンでしたので、ダートに戻ることは大歓迎です」と語った。

 仲間のドゥルバ・セルバーラットナム(Dhruba Selvaratnam)調教師は、「ナドアルシバ競馬場は素晴らしい競馬場だと思っていたので、ダートに戻ることに満足しています。タペタはどうも好きになれませんでした」と語った。

 リチャード・マレン(Richard Mullen)騎手は次のように語った。「乗り心地が良く、素晴らしいダート馬場になっていくでしょう。馬場転換は適切な措置でした」。

 同僚のウェイン・スミス(Wayne Smith)騎手は、「ずっとナドアルシバ競馬場のダート馬場の熱烈なファンでしたので、この馬場を気に入っています。この試行レースは成功でしたが、今後もっと良くなって行くことは明らかです」と語った。

 ドバイワールドカップの優勝経験があるシルヴェストル・デ・ソウサ(Silvestre de Sousa)騎手は、今年不服申立てが認められず2万ポンド(約360万円)を支払った。これにより、エミレーツ競馬協会(Emirates Racing Authority)の失格者リスト入りを免れ、11月6日は5鞍に騎乗することができた。

 しかし、6レース中のメインレースでの騎乗はなかった。この1900mのメインレースでは、ワトソン厩舎が2頭を出走させ、パット・ドブズ(Pat Dobbs)騎手が騎乗したストームベルト(Storm Belt)が優勝し、サム・ヒッチコット(Sam Hitchcott)騎手が騎乗したヘンリークレイ(Henry Clay)は2着となった。

By Jason Ford
(1ポンド=約180円)

[Racing Post 2014年11月6日「Meydan unveils new dirt surface」]


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