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海外競馬ニュース
2014年09月11日  - No.36 - 2

メルボルンカップ勝馬ドゥーナデン、来年より種牡馬生活開始(イギリス)[生産]


 7月に現役を引退したメルボルンカップ(G1)勝馬ドゥーナデン(Dunaden 2013年ジャパンカップ5着)は、ファハド殿下(Sheikh Fahad)の急成長する競馬帝国に属する1頭であるが、来年よりサイモン・スウィーティング(Simon Sweeting)氏が所有するグロスターシャー州のオーヴァーベリースタッド(Overbury Stud)で供用されることとなった。

 ニコバー(Nicobar)産駒ドゥーナデン(8歳)は、ミケル・デルザングル(Mikel Delzangles)調教師に管理され、香港ヴァーズ(G1)コーフィールドカップ(G1)も制し、トップレベルの競走馬となった。そして、7年間の競走生活において通算成績46戦10勝で500万ポンド(約8億5,000万円)以上の賞金を獲得した。

 ファハド殿下の競走・生産アドバイザーであるデヴィッド・レッドヴァース(David Redvers)氏は、次のように語った。「ドゥーナデンがプロ意識の高いスウィーティング氏の牧場で供用されることになり、とても嬉しく思っています」。

 「トゥウィーンヒルズ牧場(Tweenhills Farm and Stud)の近くで供用されることで、ファハド殿下の最高級の繁殖牝馬をドゥーナデンと交配させることができます。ファハド殿下はドゥーナデンに牧場においても活躍するチャンスを与える決意をしました」。

 「ドゥーナデンには、平地・障害目的の繁殖牝馬の招致に加え、平地競走の優良繁殖牝馬グループを確保すべくあらゆる種類の奨励策を検討することになるでしょう」。

 スウィーティング氏は次のように語った。「ドゥーナデンのような名高い馬を繋養し、また、ファハド殿下やレッドヴァース氏と一緒に取組むことができることになって非常に胸が躍っています」。

 「ドゥーナデンに関するすべてが、彼が種牡馬として成功することを示しています。馬格、気性とも極めて魅力的な馬で、G1を3勝し、タイムフォーム(Timeform)でのレーティングは130です。ファハド殿下のこの馬に対する情熱を生産者と共有することを大いに期待しています」。

 ドゥーナデンの全弟パールドラゴン(Pearl Dragon)は、兄と同じくファハド殿下のパールブラッドストック社(Pearl Bloodstock)が所有しデルザングル調教師が管理しているが、8月にクレールフォンテーヌ競馬場で新馬戦を勝利した。

 ドゥーナデンの種付料は後日発表される。

By Tom Pennington
(1ポンド=約170円)

[Racing Post 2014年8月19日「Dunaden booked for stud career」]


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