TOPページ > 海外競馬ニュース > バーデン大賞でのシーザムーンの鞍上はクリスチャン・デムーロ騎手(ドイツ)[その他]
海外競馬ニュース
2014年09月04日  - No.35 - 1

バーデン大賞でのシーザムーンの鞍上はクリスチャン・デムーロ騎手(ドイツ)[その他]


 凱旋門賞(G1)の出走馬掲示前の一番人気馬シーザムーン(Sea The Moon)は、9月7日(日)のバーデン大賞(G1)に出走する際に、鞍上に新しい騎手を迎えることになる。クリスチャン・デムーロ(Cristian Demuro)騎手が、クリストフ・スミヨン(Christophe Soumillon)騎手不在のため、極めて貴重な騎乗権を手に入れたのだ。

 スミヨン騎手は、マルクス・クルーク(Markus Klug)調教師が管理するシーザムーン(3歳)が他馬を粉砕し独ダービー(G1)を制した時に鞍上を務めていたが、その日は契約を交わしているアガ・カーン(Aga Khan)殿下のための騎乗が決まっている。

 クルーク調教師は、「スミヨン騎手がアガ・カーン殿下の馬に騎乗するので、デムーロ騎手がシーザムーンに騎乗することになります。デムーロ騎手はこれまで私の管理馬に乗ったことはありませんが、非常に経験豊かな騎手です」と語った。

 7月初めにハンブルグ競馬場の独ダービーで11馬身差の圧倒的な勝利を収めて以来出走していない無敗のシーザスターズ(Sea The Stars)産駒シーザムーンは、9月1日朝に騎手として英国クラシック競走優勝経験のあるビリー・ニューネス(Billy Newnes)氏を背に最終追い切りを行なった。

 先週末、独ダービー優勝直後シーザムーンにちょっとした問題があったことを認めたクルーク調教師は、「シーザムーンの調教は上出来でした」と述べた。

 そして、「もちろん目標は10月の凱旋門賞に定めているので100%の状態ではありませんが、全体的にまずまずの出来でバーデン大賞には間違いなく出走します」と付け足した。

 クルーク調教師は、フレディー・ティリキ(Freddie Tylicki)騎手が騎乗するベルリンベルリン(Berlin Berlin)も出走させるが、「この馬なりの走りをするでしょう」と述べた。

By Lewis Porteous

[Racing Post 2014年9月2日「Demuro picks up plum ride on Sea The Moon」]


上に戻る