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海外競馬ニュース
2014年05月15日  - No.19 - 2

ドバイデューティーフリー社、シャーガーカップ全6レースのスポンサーに(イギリス)[開催・運営]


 ドバイデューティーフリー社(Dubai Duty Free)は初めてアスコット競馬場の正式スポンサーとなる契約の一環として、今後さらに3年間のシャーガーカップのタイトルスポンサーとなる。

 世界一の免税店運営会社ドバイデューティーフリー社は、8月9日の全6レースの独占命名権を獲得し、各レースの賞金額はそれぞれ1万ポンド〜4万ポンド(約170万〜680万円)増加する。

 ドバイデューティーフリー社はシャーガーカップが2000年にグッドウッド競馬場からアスコット競馬場に移されて以来(訳注: 1999年の第1回大会のみグッドウッド競馬場で開催)、最初は“欧州以外の地域チーム(Rest of the World team)”のスポンサーとして、その後は2006年から後援者としてこのイベントと関わっている。

 今年は日本のスーパースター武豊騎手が“欧州以外の地域チーム”のキャプテンを務めることが予定されている。

 ドバイデューティーフリー社の上席副会長であるコルム・マクローリン(Colm McLoughlin)氏は次のように語った。「私たちはごく初期からシャーガーカップに携わってきており、他に存在しない大変人気のある競馬イベントおよび恒例の社交行事に発展していくのを目にしました」。

 「少なくとも2016年までシャーガーカップの支援を続けることを約束しており、今年初めて定着したタイトルスポンサーおよび世界一冒険心のある競馬場の正式スポンサーとして、その支援を全レースに拡げます」。

 武騎手は、同国人の福永祐一騎手、昨年へヴィメタル(Heavy Metal)を勝利に導き黒人で初めて権威あるダーバンジュライ(G1)を制した南アフリカ人のスマンガ・クマロ(S’manga Khumalo)騎手などと“欧州以外の地域チーム”を組むだろう。

 カナダ人のエンマ-ジェーン・ウィルソン(Emma-Jayne Wilson)騎手は“女性騎手チーム”のキャプテンとして再びシャーガーカップに参加し、トム・クウィリー(Tom Queally)騎手は“英国・愛国チーム”のキャプテンとしてデビューするだろう。

 アスコット競馬場のCEOチャールズ・バーネット(Charles Barnett)氏は次のように語った。「ドバイデューティーフリー・シャーガーカップはアスコット競馬場の世界戦略全体において大変重要な役割を果たしています。私たちは長年ロイヤルアスコット開催とキングジョージに海外の馬主と調教師を惹きつけるために取り組んでおり、今やシャーガーカップは世界最高騎手たちが参加するものとなっています」。

 「ドバイデューティーフリー社の計り知れないサポートがなければ、これを成し遂げることができなかったでしょう。今後もこのイベントのために彼らと一緒に取り組むことを楽しみにしています」。

By Bill Barber

[Racing Post 2014年4月25日「Dubai Duty Free is official Cup sponsor」]


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