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海外競馬ニュース
2014年04月17日  - No.15 - 3

スティーヴ・アスムッセン調教師、2014年競馬殿堂入り候補から除外(アメリカ)[その他]


 議論を巻き起こしているスティーヴ・アスムッセン(Steve Asmussen)調教師に対する動物虐待に関する告訴の副次的影響がまたもや生じた。エクリプス賞を2度受賞した米国のリーディングトレーナーの同調教師は3月21日、今年の競馬殿堂入りの候補から除外されたのだ。

 カーリン(Curlin)とレイチェルアレクサンドラ(Rachel Alexandra)の快挙で有名なアスムッセン調教師は、10人の候補の中から北米競馬界最高の名誉を受ける4人に楽々と入選するとみられていた。

 48歳のアスムッセン調教師とその助手スコット・ブラジ(Scott Blasi)氏は、PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のおとり捜査の結果としてニューヨーク州とケンタッキー州の調査を受ける。PETAは動物虐待や詐欺など申立て10件をさまざまな州・連邦当局に提出している。

 競馬殿堂入りを選考する国立競馬博物館(National Museum of Racing)は、アスムッセン調教師を2014年競馬殿堂入りの可能性から除外したのは“国立競馬博物館とサラブレッド競馬界にとって最善策である”とする声明を発表した。

 その声明は、「アスムッセン氏がすでに得た票は、2014年の選考過程でカウントされません。競馬殿堂入りは予め有権者が選んでいた候補のうち残りの9人から得票数の多い4人が選ばれるでしょう」と続けている。この結果は4月25日に発表される。

 アスムッセン調教師は6,727勝で調教師の生涯勝利数ランキングで歴代2位である。そして2009年に650勝を挙げたことで、世界における1シーズン最多勝記録を保持している。

By Nicholas Godfrey

[Racing Post 2014年3月23日「Asmussen off ballot list for Hall of Fame」]


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