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海外競馬ニュース
2014年03月20日  - No.11 - 3

BHA、政府へのロビー活動を大手PR会社に依頼(イギリス)[その他]


 BHA(英国競馬統轄機構)は、大手PR会社ベルポッティンガー社(Bell Pottinger)と推定6桁(数十万ポンド)の契約を交わして競馬界のためにロビー活動をするよう依頼することで、国会で競馬界の影響力を増大させる対策を講じた。

 ベルポッティンガー社は今回契約が更新されなかったルサーペンドラゴン社(Luther Pendragon)の後任となり、特に大規模な調教場と競馬場が農村経済を支える選挙区出身の下院議員から競馬界の諸問題への支援を確保する任務を負う。

 ターゲットとされる重要な領域には、選挙の争点の1つとなった“ゲーム機に依存した”ベッティングショップの役割がある。

 労働党は政権を取れば地方当局にゲーム機利用を制限する権限を与えることを約束していたが、この措置は競馬界への資金調達にマイナス影響を及ぼすことになっていただろう。

 BHAの渉外担当理事であるウィル・ランブ(Will Lambe)氏は、「政府が競馬界の資金調達や、雇用・成長・取引に必要なチャンスを支援するよう強く要請するでしょう」と語った。

 そして、「もちろん競馬界のネットワークと選挙区を活用した国会その他で構想される雇用計画にも関係します。競馬界は英国中の地域社会で重要な役割を果たしています」と語った。

 創始者の1人が優秀な馬主ピアーズ・ポッティンガー(Piers Pottinger)氏であるベルポッティンガー社は、BHAに上質の政治情報と、株主に対して競馬界が約束すべき支援を与え、競馬界の評判を向上させ、目標を達成するための影響力の強いキャンペーンを計画し展開すると主張した。

By Jon Lees

[Racing Post 2014年2月23日「BHA hires top PR firm to lobby government」]


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