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海外競馬ニュース
2013年11月21日  - No.47 - 2

アンテロ、英国とフランスで2年ずつ供用される予定(イギリス・フランス)[生産]


 仏ダービー(G1)を制したアンテロ(Intello)は来年からニューマーケットのチェヴァリーパークスタッド(Cheveley Park Stud)で種牡馬生活を始める。

 ガリレオ(Galileo)産駒の同馬は、オーナーブリーダーであるヴェルテメール兄弟(Wertheimer brothers)とフランスのノルマンディーのケネー牧場(Haras du Quesnay)の協力により繋養される。

 来年の種付料は2万5,000ポンド(約400万円)とし、チェヴァリーパークスタッドで2年間供用された後、アンテロは2016年と2017年をケネー牧場で過ごす予定である。

 チェヴァリーパークスタッドのクリス・リチャードソン(Chris Richardson)場長は、次のように語った。「アンテロのような才能豊かな競走馬を供用できることに満足しています。ここで供用されている一連の優良種牡馬の補完と拡大になるでしょう」。

 「3つの世界クラスの生産事業体によるこの取り決めは、この新しく非常にワクワクするような提案から欧州の生産者が利益を得る機会を結集します」。

 完璧な血統からくる称賛すべきレース記録は、アンテロを期待の新種牡馬にしている。

 アンドレ・ファーブル(Andre Fabre)調教師の管理馬アンテロは、2歳時に2戦2勝であった。今年はフェイルデンSを快勝し、仏2000ギニー(G1)では走行中の不運で3着となっていた。

 しかしこの負けを仏ダービーでモランディ(Morandi)を2馬身差で負かすことで償い、ジャックルマロワ賞(G1)でムーンライトクラウド(Moonlight Cloud)の3着となって古馬にも引けを取らないことを見せ、凱旋門賞(G1)ではトレヴ(Treve)の3着に健闘し、その後引退した。

 アンテロは母が仏1000ギニー(G1)3着のデインヒルの牝馬アンプレッショナント(Impressionnante)で、フランケル(Frankel)やG1種牡馬テオフィロ(Teofilo)と同じクロスで生産されたことになる。

 アンプレッショナントは、モーリスドゲスト賞(G1)とフォレ賞(G1)の勝馬オキュパンディスト(Occupandiste)を母とし、スプリントのG3勝馬オンリーアンサー(Only Answer)の半姉である。そしてドバイミレニアム(Dubai Millennium)、エルナディム(Elnadim)およびハーバーウォッチ(Harbour Watch)を出している名門フォールアスペン(Fall Aspen)系の1頭である。

 一族経営のケネー牧場の場長であるフレディ・ヘッド(Freddy Head)氏は、次のように語った。「馬体が素晴らしく、丈夫で、万能なアンテロのような種牡馬を供用できることに満足しています」。

 「ヴェルテメール兄弟およびチェヴァリーパークスタッドとともに取り組めることを楽しみにしており、アンテロが競走馬時代のように種牡馬としても優れていることを証明できることを望んでいます」。

 アンテロは、スプリンターでG1を2勝したリーサルフォース(Lethal Force)に続き、チェヴァリーパークスタッドの2頭目の2014年新種牡馬となる。

By Martin Stevens
(1ポンド=約160円)

[Racing Post 2013年10月21日「Intello to report for stud duty at Cheveley Park」]


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