シンガポールのモレイラ騎手、1日に8戦8勝を達成(シンガポール)[その他]
シンガポールのリーディングジョッキーに3回輝いているホアノ・“マジック”・モレイラ(Joao "Magic" Moreira)騎手は、9月6日クランジ競馬場(ナイター)で騎乗した8レース全てに優勝し、歴史を塗りかえた。
ブラジル出身の名手モレイラ騎手は、2009年にサイミー・ジュマート(Saimee Jumaat)騎手が持つ1日7勝のシンガポール記録を破り、レース後に自分自身をつねって夢でないことを確かめていた。
モレイラ騎手は、「夢の実現ほど素晴らしいものはありません。今回はまさにそれです。正直に言えば、今夜8鞍すべてを優勝することなど想像していませんでしたが、5勝目が迫った時にその後の馬に見込みが十分あったので、もしかすると8勝を達成できるのではないかと思いました」と語った。
モレイラ騎手は最初の4レースを、サイレントパワー(Silent Power)、ハンクス(Hanks)、ザックスピリット(Zac Spirit)、ミスターマグナス(Mr Magnus)に騎乗して制し、第5レースは見習い騎手限定レースのため騎乗しなかった。そして、第6レースから連続3レースをアラン(Alan)、キャッシュラック(Cash Luck)、ウィオウナフライヤー(Weowna Flyer)に騎乗して勝利し、ついには第9レースを米国産のせん馬ファレッティ(Faretti)で勝ち、全騎乗8戦全勝を達成した。
モレイラ騎手は5月後半に米国に遠征し、アーリントンパーク競馬場とチャーチルダウンズ競馬場でウェスリー・ウォード(Wesley Ward)厩舎の馬に騎乗した。チャーチルダウンズ競馬場で1勝し、ウィニングカラーズS(G3)ではジュディザビューティ(Judy the Beauty)に騎乗して2着となった。アーリントンパーク競馬場では、アーリントンメイトロンS(G3)でシスターフッド(Sisterhood)に騎乗して2着となり、アーリントンクラシック(G3 芝)ではプロキュアメント(Procurement)に騎乗して5着だった。
By Blood-Horse Staff
[bloodhorse.com 2013年9月6日「Singapore Rider Moreira 8-for-8 at Kranji」]