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海外競馬ニュース
2012年06月28日  - No.27 - 3

ベットフェア社、固定オッズ賭事を追加(国際)[その他]


 ベットフェア社(Betfair)は5月23日にスポーツ賭事の顧客に初めて固定オッズ賭事のオプションを提供し、更に今後数ヵ月のうちに競馬賭事においても固定オッズ賭事を加えるだろう。

 固定オッズ賭事を選択できる“切替え”ボタンがベットフェア社のいくつかの賭事市場に加えられ、今後競馬とグレイハウンドレースにおいても、来年中に12万の市場を対象として、同じサービスを提供することが計画されている。この新しいサービスは、ウィリアムヒル社(William Hill)バディパワー社(Paddy Power)およびスカイベット社(Skybet)といった同じスポーツ賭事を行うグループの背後にいるオープンベット社(OpenBet)によって開発された。

 ベットフェア社の調査では、ベットフェア社の400万人のユーザーは自身の賭事の30%を同社のライバル会社でも行っており、その大半は固定オッズによる先物賭けであろうことを示している。

 ベットフェア社のイアン・チャター(Ian Chuter)部長は次のように語った。「一ヵ所で全て行えるベッティングショップとなり、サービスの隙間を埋めてよりニーズに即した商品を作り出すことにより、この30%を取り返そうとするのは当然です」と語った。

 固定オッズ賭事が競馬市場に加わることになるが、その日程はまだ決まっていない。スポークスマンのトニー・カルヴィン(Tony Calvin)氏は、「この計画は今後数ヵ月のうちに、競馬とグレイハウンドレースにも適用されるでしょう。ベッティング・エクスチェンジは私たちの中心的な商品であり続け、この新しい賭事がベッティング・エクスチェンジにおける穴を埋めるでしょう」と語った。

 また、「ベットフェア社の新しい販売部門は、他社の提供しているオッズとの競争に負けないことを目指します」と付言した。

 スペイン政府がインターネット賭事の営業免許を6月初めから相次いで許可発行する際、ベットフェア社はスポーツ賭事といくつかのカジノ商品も対象とする営業免許が付与されることに期待している。そして、1966年から1977年までの法令により、スペインの税務当局に1,000万ユーロ(約11億円)ほどの額を遡って支払うであろう。

By Paul Eacott
(1ユーロ=約110円)

[Racing Post 2012年5月24日「Betfair to add fixed-odds racing facility」]


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