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海外競馬ニュース
2012年04月26日  - No.18 - 3

アデナスプリングス社、引退馬のウェブサイトを設立(アメリカ)[その他]


 フランク・ストロナック(Frank Stronach)氏のアデナスプリングス社(Adena Springs:アデナ社)は4月5日、組織内の競走馬引退プログラムのために新しい対話型ウェブサイトを設立した。

 そのウェブサイト(www.adenaretirement.com)は、同社の引退馬を受け入れることや引退馬プログラムについて知識を得ることに関心を持っている人々とより社会的に双方向の関係を促進するためにアップデートされた。さらに、アデナ社はこのウェブサイトが競馬産業におけるすべての馬の受け入れや引退馬への取り組みについての中心的な情報源となることを望んでいる。ウェブの閲覧者は、引退馬受入れプログラム、引退馬を支援するための競馬界の努力について理解でき、受け入れ可能である馬の写真や映像を見ることができる。

 アデナ社の引退馬プログラムの担当部長であるステイシー・クラーク(Stacie Clark)氏は発表において、「引退馬を世話することはストロナック一族にとって最優先事項です。それは馬に対する愛情、馬の世話をすること、そして引退馬に対する責任があると確信することから生まれたことです。私たちは新しいウェブサイトを通じて、今後引退馬を受け入れる人々が私たちのプログラムと目標をより良く理解し、最近の引退馬への取り組みから得た成功談を知ることを望んでいます」と語った。

 ストロナック一族は、去勢馬および種牡馬や繁殖牝馬になるほど良い成績を残せなかった数百頭の馬を含む引退馬を世話しリハビリを施すための2つの施設をフロリダ州とオンタリオ州に開設した。アデナ社引退馬プログラムに加えて、ストロナック氏は最近、ガルフストリームパーク競馬場とサンタアニタ競馬場のそれぞれでサラブレッド・アフターケア・プログラムを設立した。これらのプログラムは引退馬を新しい馬主に引き合わせる援助を行う。

 ストロナック氏は発表において次のように語った。「この問題への解決策という訳ではありませんが、正しい方向への一歩であると実感しています。サラブレッドのために安全な引退後プログラムを見つけ出すことがすべての馬主の義務であると考えており、馬主に大きな感動を与えてくれた競走馬の引退、リハビリ、再調教プログラムを発展させるための第一歩となると信じています」。

[thoroughbredtimes.com 2012年4月5日「Adena Springs launches Adena Retirement website」]


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