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2011年03月03日  - No.9 - 1

レイチェルアレクサンドラとカーリンがカップリング(アメリカ)[生産]


 ケンタッキー州ヴァーサイルスにあるファリッシュ(Farish)家所有のレーンズエンズ牧場で、2007年と2008年の年度代表馬カーリン(Curlin)と2009年の年度代表馬レイチェルアレクサンドラ(Rachel Alexandra)が2月21日に交配され、いずれもジェス・ジャクソン(Jess Jackson)氏が所有するトップ競走馬同士のカップルが誕生した。

 レイチェルアレクサンドラに宿った仔馬は、4度エクリプス賞を受賞したカーリンの繁殖3年目の産駒の1頭となり、カーリンの初年度産駒がレースに出走し始める2012年に生まれるだろう。カーリンは種牡馬としてのキャリアを2009年に開始し、7万5,000ドル(約750万円)の公示種付料で131頭の繁殖牝馬に種付けを行った。2010年は4万ドル(約400万円 2011年度も同じ価格)の公示種付料で150頭に種付けした。

レイチェルアレクサンドラはG1競走を5連勝した強さで2009年の年度代表馬に選ばれた。それらのレースの中には牡馬を相手に戦ったプリークネスS(G1)、ハスケル招待H(G1)、ウッドワードS(G1)の3レースが含まれている。ウッドワードSは、同馬がケンタッキーオークス(G1)やマザーグースS(G1)などを制した3歳シーズンを締めくくるためにサラトガ競馬場で古馬の牡馬相手に戦った競走である。

 ジャクソン氏は、「レイチェルアレクサンドラの2009年シーズンの活躍はいつまでもファンの心に残るものです。カーリンは競走生活においてずっとチャンピオンの心意気を示してくれました。そして私たちが望むすべて、そしてそれ以上のことを達成し、より難しいチャレンジに立ち向かいました。大差をつけて圧勝し、また先行馬を後方から差し、暑い日も雨の日も勝ちました」と語った。

ジャクソン氏の妻で、夫とともにストーンストリートサラブレッズ社(Stonestreet Thoroughbreds)を運営しているバーバラ・バンケ(Barbara Banke)氏は、「これらの馬を所有できた特権は、稲妻が2回光ったようなものです。レイチェルアレクサンドラとカーリンは本当のチャンピオン馬です。両馬とも、単なる馬から区別される伝説になる馬の理想的な姿を具現化した存在です。夫も私も彼らの力強い血統が将来の世代に受け継がれることを嬉しく思っています」と語った。

 メダグリアドーロ(Medaglia d’Oro)の牝馬レイチェルアレクサンドラはストーンストリートサラブレッズ社に連続3度の年度代表馬の受賞をもたらした。2008年にはカーリンに敗れ2009年はレイチェルアレクサンドラに敗れていたものの2010年についに年度代表馬となったゼニヤッタ(Zenyatta)とともに、レイチェルアレクサンドラは永久に結びつけられるだろう。カーリンと同じくゼニヤッタもレーンズエンド牧場で繋養されており、同馬は今年ダーレー牧場のバーナーディニ(Bernardini)と交配される予定である。

By Ed DeRosa
(1ドル=約100円)

[thoroughbredtimes.com 2011年2月21日「Horses of the Year Rachel Alexandra, Curlin mate on Monday」]
 


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