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海外競馬ニュース
2011年12月22日  - No.51 - 4

BHA広報担当のストラザース氏、鞭使用ルール問題を巡り辞任(イギリス)[その他]


 BHA(英国競馬統轄機構)のスポークスマンのポール・ストラザース(Paul Struthers)氏の辞任が発表されたことで、同氏が新しい鞭使用ルールの扱いを巡るBHAの広報活動の大失敗のスケープゴートにされたことが明らかになった。

 父親育児休暇から先日戻ったストラサーズ氏は、BHB(英国競馬公社)、ジョッキークラブおよびBHAのマーケティング、広報やメディアなどいろいろな部署で9年間働いた後の2010年2月に就いた現職を離れるに当たって、BHA を去る潮時ですと述べた。

 ストラザース氏は、11月中旬に16日間の休暇から戻ったあと、BHAの理事であるジェイミー・スティア(Jamie Stier)氏、ティム・モリス(Tim Morris)氏、ポール・スコットニー(Paul Scotney)氏およびルース・クイン(Ruth Quinn)氏から、信任はもはや得られないとだけ告げられたとされる。

 同氏はまた、議論を呼んだ鞭使用ルールの最新の修正をBHAが発表する24時間前に、ポール・ロイ(Paul Roy)会長と会い、その後書簡のやり取りがあり、自身の辞任に関する11月18日のBHAの声明が発表される前に、雇用問題弁護士に相談したと考えられている。

 ロイ会長は、「ストラザース氏はBHAと競馬界全体のために多大な貢献をしてきましたが、この組織を去る潮時だと判断しました。理事会に代わり、私は同氏の尽力に感謝の意を表したいと思います。彼の未来が輝かしいことを願っています」と語った。

 ストラザース氏はツイッターで常にBHAを弁護していたが、最近ではバッシングを受けメッセージの書込みを止めていた。

 同氏は次のように語った。「私は約11年間にわたりBHAのために働き、懸命に取り組んできました。今やここを離れるときであると感じており、願わくはこれからも競馬に関わっていきたいと考えています」。

「BHAおよび競馬界で一緒に働いたすべての人々に感謝したいと思います。これからの新しい挑戦の中で旧交を温めることを楽しみにしています」。

By Jon Lees

「Racing Post 2011年11月19日「Struthers leaves BHA after whip rule controversy furore」]


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