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海外競馬ニュース
2011年12月14日  - No.50 - 3

2012年の競馬開催日数は24日減少(イギリス)[開催・運営]


 11月16日午後にBHA(英国競馬統轄機構)が正式に発表する予定の2012年の英国の競馬開催日数の減少は、15日の会合開始時に予測されていたものよりも、小幅に抑えられるようだ。

 2年連続で決定の遅れた2012年競馬開催日程は、最終決定を行うためにBHAの理事会が開催された11月15日にいたっても微調整されていた。

 理事会の開始時に提示された2012年の競馬開催日数は、2011年の1,480日より26日少ない1,454日であった。しかしこの数字も、各競馬場による独立の開催日数が決まった11月14日の入手情報を基に、11月15日付のレーシングポスト紙が予測した日数を4日上回っていた。

 しかしながら、11月15日のうちに更なる要望が考慮され、11月16日の競馬開催日程の公式発表では、少なくとも2日が追加され、最終的な開催日数は1,456日となる見込みである。

 先週のレーシングポスト紙では、1,455日という数字が取り沙汰されていた。

 BHA主催の競馬開催日の83日の割り当ては、11月14日には固まっていたが、より均衡のとれた競馬番組を模索する競馬場グループの間で、日数のやり取りがさらに行われていた。

 全体的な競馬開催日数の11月14日時点からの増加は、各競馬場が最新の競馬番組案をさらに細かく検討し、独立の開催プロセスの下で商業的に実行可能と思われる開催日数をさらに模索したことで生じたようだ。

 結果的には、2011年に同じ条件で開催された4日間がさらに包含されるとともに2日間が新たに申請されたようだ。チェスター競馬場が独立の開催日数の獲得に特に熱心であったようだ。

競馬開催日程は通常前年の夏に発表されるが、2011年競馬開催日程は、BHAの賞金割り当てに向けられる賦課金収入額の不確実性が増していることから、2010年の9月後半まで確定しなかった。

 2012年競馬開催日程の発表の前年以上の遅れは、すべての関係団体が、2012-2013年賦課金計画の締め切りである10月31日まで競馬開催日数の最終決定を先送りすることを合意したことから発生した。

 競馬賭事賦課公社(Levy Board: 賦課公社)の理事会が11時間の議論のあと多数決によって行った合意には競馬界の代表者3人が反対したが、BHAが以前に提案した競走馬数に基いた1,400日をかなり上回る数字であり、競馬場、ブックメーカーおよび賦課公社に対しては、支持しても良いと認識させることにつながった。

 2012年競馬開催日程のジグソーパズルにおける最後のコマは、賦課公社の会合が2012年の歳出予算の議論を続けていたことから、11月15日夜になってようやく嵌められた。

 そして、2012年の歳出予算は6,500万ポンド(約84億5,000万円)となり、そのうち新たに割り当てられる420万ポンド(約5億4,600万円)を含む3,820万ポンド(約49億6,600万円)は、ホースメングループ(Horsemen’s Group)ほかのすべての関係団体との会合の後、賞金額に割り当てられることが確定した。

By Howard Wright
(1ポンド=約130円)

[Racing Post 2011年11月16日「Fixture list out today with fewer cuts」]


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