“プライドオブレーシング”賞の授賞式、エプソム競馬場で(イギリス)[その他]
競馬福祉機構(Racing Welfare)を支援するベットフェア社(Betfair)提供の“プライドオブレーシング”賞(Pride of Racing Awards)のノミネートが2月14日に開始されるが、今年はこれまでの伝統と決別して晩餐会においてではなく競馬場来場者の目の前で初めて授賞式が開催される。
エプソム競馬場で競馬が開催されている7月14日に、競馬産業の隠れた英雄たちの偉業を称えて賞が授与される。事前に収録された受賞者6人の映像が競馬場全体で流されるだろう。
ノミネートされるのは、寛大な行為、英雄的行為あるいは競馬への生涯にわたる献身を通じて、大衆に認められ感謝されるにふさわしい人として投票された人々である。
過去の受賞者の中には、モハメド殿下(Sheikh Mohammed)、トム・ラヴェル=スタッグ(Tom Lovell-Stagg)氏および“ランボーンの天使(The Angel of Lambourn)”として広く知られているドリーン・ラッカム(Doreen Rackham)氏が含まれている。
投票用紙は、競馬福祉機構のサイト(racingwelfare.com)にアクセスすれば手に入れることができ、投票期間は5月27日までである。
ベットフェア社(Betfair)のマーチン・クラッダス(Martin Cruddace)法規担当部長は、「私たちは、“プライドオブレーシング”賞の授賞式を競馬福祉機構とともに取り組むことを改めて誇りに思い、嬉しく思います。そしてその推進に貴重な支援をしてくださったレーシングポスト紙に感謝します」と語った。
競馬福祉機構のスポークスマンであるリチャード・ニーガス(Richar Negus)氏は、年間で最大の募金イベントである授賞式をエプソム競馬場に移す決定を歓迎した。
そして次のように語った。「慈善活動の目的とベットフェア社の目的は同じで、“プライドオブレーシング”賞の授賞式を競馬の年間カレンダーにおいて最も見逃せないイベントの1つにすることです。エプソム競馬場のスタッフ、独特の授賞形式および数人の非常に重要なゲストの支援のおかげで、7月14日は受賞者、イベント参加者および競馬場来場者みんなにとって記憶に残る機会になると確信しています」。
By Graham Green
[Racing Post 2011年2月14日「Epsom to host Pride of Racing Award」]