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海外競馬ニュース
2010年10月28日  - No.43 - 3

高額所得の中産階級、インターネット賭事客の半分を占める(イギリス)[その他]


 市場調査会社であるニールセン社(Nielsen)による新たな調査によれば、年間3万ドル(約420万円)以上の所得がある中産階級の人々が競馬賭事を含めたインターネット賭事客全体のほぼ半分を占めている。また女性が賭事客のかなりの割合を占めている。

 しかしこの調査結果の1つは、賭事業者にとってさえ衝撃かもしれない。

 すなわち、インターネット賭事は2009年、フェイスブック(Facebook)のようなソーシャルネットワーキングサイトのユーザーを4倍近く上回る顧客を集めた。そしてフェイスブックやその同業者のサービスを利用し始めたのが220万人強だったのに対し、320万人が初めてインターネット賭事を試みた。

 ニールセン社の調査によれば、インターネット賭事を行う英国人の数は昨年1年間に40%増加した。

 ニールセン社のニール・ベストン(Neil Beston)部長は、「昔から65歳以上の人々や世帯収入の低い人々が賭事サイトのヘビーユーザーでしたが、経済不況になってからこの傾向に変化が見られます」と語った。

 「過去2年におけるインターネット賭事サイトの驚くべき成長は、すべての年代の男女により牽引されており、とりわけ高学歴で世帯所得の高い中年男性が原動力となっているようです」。

 7月に国営宝くじ(National Lottery)を含む賭事サイトを利用した290万人の英国人の5分の1は、年間5万ポンド(約700万円)以上の所得があり、また学士号を取得しているインターネット賭事客は過去1年で3倍の140万人となった。

 ニールセン社が、興味を示す顧客向けに今後拡大することを望んでいる今回の調査によれば、英国のインターネット賭事客のうち女性が46%を占める一方、35歳〜49歳の男性が前年比119%増で最も増加したグループである。サッカー・ワールドカップがこの上昇の最も大きな原動力であったと見なされている。

By Howard Wright
(1ポンド=約140円)

[Racing Post 2010年9月28日「High-earning middle-class make up half of online gamblers」]


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