サラトガ競馬場、北米の1日平均賞金額でトップに(アメリカ)[開催・運営]
サラトガ競馬場は由緒ある歴史と独自の雰囲気を有するばかりでなく、ふんだんな賞金も拠出している。
2009年北米競馬開催1日平均賞金額ランキングにおいて、サラトガ競馬場は72万9100ドル(約7291万円)で第1位となった。ニューヨーク州北部にある同競馬場の賞金額は8%減であったものの、1競走につき平均7万1911ドル(約719万1100円)を拠出し、1競走平均賞金額でも依然トップに立っている。
キーンランド競馬場の2つの開催が、1日平均賞金額において第2位と第3位にランクインした。同競馬場の秋開催は60万8730ドル(約6087万3000円)で春開催はその僅差の60万1950ドル(約6019万5000円)であった。2009年にサラトガ競馬場の開催は36日間、キーンランド競馬場の秋開催は17日間、春開催は15日間で、いずれも比較的短い。
2009年北米競馬開催の1日平均賞金額トップ5のあと2つの開催は、ベルモントパーク競馬場の秋開催[55万6545ドル(約5565万4500円)]とデルマー競馬場の開催[54万4295ドル(約5442万9500円)]である。
ブリーダーズカップ(Breeders’ Cup World Championship)の賞金を含めれば、2009年北米競馬開催1日平均賞金額においてサンタアニタ競馬場のオークツリー開催は109万8597ドル(約1億985万9700円)で最高額であった。なお、下表を作成するにあたって、特殊なブリーダーズカップの賞金は含めなかったため、31日間のオークツリー開催はトップ10以下であった。
1日平均賞金10万ドル以上が拠出されていて、2008年にも比較に値するレースを行なった開催のうち大幅な増加を記録したのは、36%増の10万658ドル(約1065万8000円)を拠出したフレノフェア競馬場と33%増の18万8060ドル(約1880万6000円)を拠出したフジャーパーク競馬場である。
2009年北米競馬1日平均賞金額ランキングの完全版は、2010年1月9日に発行されるサラブレッドタイムズ紙の紙面に掲載される。完全版には、開催日、開催日数、1日平均賞金額、2008年からの増減率、競走数合計、下級条件競走の平均賞金額および特別競走の平均賞金額が掲載されている。
2009年北米競馬開催1日平均賞金拠出額ランキング | ||
順位 | 競馬場・開催 | 1日平均賞金額 |
1 | サラトガ競馬場 | $729,100(約7291万円) |
2 | キーンランド競馬場・秋開催 | $608,730(約6087万3000円) |
3 | キーンランド競馬場・春開催 | $601,950(約6019万5000円) |
4 | ベルモントパーク競馬場・秋開催 | $556,546(約5565万4600円) |
5 | デルマー競馬場 | $544,295(約5442万9500円) |
6 | ウッドバイン競馬場 | $490,297(約4902万9700円) |
7 | チャーチルダウンズ競馬場・春夏開催 | $474,177(約4741万7700円) |
8 | ベルモントパーク競馬場・春夏開催 | $451,576(約4515万7600円) |
9 | サンタアニタパーク競馬場 | $422,950(約4229万5000円) |
10 | ハリウッドパーク競馬場・春夏開催 | $417,333(約4173万3300円) |
By Frank Angst
(1ドル=約100円)
[thoroughbredtimes.com 2010年1月5日「Saratoga features top average daily purses」]