TOPページ > 海外競馬ニュース > 3冠馬セクレタリアト物語の映画化決定 (アメリカ)[その他]
海外競馬ニュース
2009年07月09日  - No.27 - 4

3冠馬セクレタリアト物語の映画化決定 (アメリカ)[その他]


 バラエティー誌(Variety)は、ディズニー社が制作する長編映画『セクレタリアト(Secretariat)』で、馬主のペニー・チェネ リー(Penny Chenery)氏の役を、アカデミー主演女優賞の候補になったことのあるダイアン・レイン(Diane Lane)が演ずると報道した。

 映画はチェネリー氏と3冠馬セクレタリアトとの関係に焦点を当てる。ディズニー社が制作するこの映画は2010年公開予定である。サラブレッドの象徴セ クレタリアトは1972年と1973年の年度代表馬となり、ダートと芝のいずれのG1競走でも優勝した。同馬はベルモントS(G1)で31馬身の記録的大 差をつけ、ワールドレコードタイムで優勝したことで最もよく知られている。同馬は蹄葉炎を患い1989年10月4日に亡くなった。

 セクレタリアト基金の創設者であるチェネリー氏は、「競馬界にとってセクレタリアトの出現は、競馬が世界的な注目を集め、利益を増やす上で、またとない好機でした」と述べた。

 映画『セクレタリアト』の監督は、ランダル・ウォレス(Randall Wallace)氏が務める。同氏は、『ワンス・アンド・フォーエバー(原題:We Were Soldiers)』の監督で、『ブレイヴハート』(原題:Braveheart)と『パールハーバー(原題:Pearl Harbor)』の脚本家である。映画『セクレタリアト』では、郊外に住む主婦のチェネリー氏が、ヴァージニア州ドズウェルで父親が運営していたメドウ・ ステーブル(Meadow Stable)を引き継ぎ、競馬界の“ファーストレディ”となる感動的な物語が描かれている。

 レイン氏は6月6日にベルモントS(G1)を観戦し、そこで『セクレタリアト』の撮影チームのロン・ターコット(Ron Turcotte)騎手と2名の調教騎手チャーリー・デーヴィス(Charlie Davis)氏とジム・ガフニー(Jim Gaffney)氏を紹介された。

 レイン氏が出演した主な映画は、『運命の女(原題:Unfaithful)』、『ストリート・オブ・ファイア(原題:Streets of Fire)』、『パーフェクトストーム(原題:The Perfect Storm)』である。彼女はカリフォルニアの自宅に馬を繋養し、乗馬を楽しんでいる。

 チェネリー氏は、「この映画で私の役を、このように演技力がありセンスの良い女優が演じて下さるのに、とても満足し感謝しています。ディズニー社が描く私たちの物語は、温かくまた興味深いものとなるでしょう」と語った。

 インターネットでセクレタリアトのサイト(secretariat.com)を開くと、同映画の製作と公開に関する公式情報が得られる。

[thoroughbredtimes.com 2009年6月16日「Chenery applauds Lane as choice to play her」]


上に戻る