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海外競馬ニュース
2008年08月28日  - No.34 - 1

スポーツ大臣、競馬と地域社会の連帯強化プロジェクトを歓迎(イギリス)[開催・運営]


 ゲリー・サトクリフ(Gerry Sutcliffe)スポーツ担当大臣は8月6日、英国競馬統括機構(British Horseracing Authority: BHA)が支援する競馬と地域社会の連帯強化プロジェクトの発足を歓迎した。

 BHAの最高経営責任者ニック・カワード(Nic Coward)氏が“競馬しか出来ない領域”と表現したこのプロジェクトは、“競馬は地域とともに(Racing Together)”と名づけられた対地域社会戦略であり、競馬が公益にさらに資することを目指している。

 BHAはすでに、教育プログラム“競馬を学校に(Racing To School)”(2001年に開始され5万人を超える生徒たちが競馬場を訪れた)や、復活祭の前の聖金曜日に調教場を開放するランボーン・オープンデー(annual Lambourn Open Day)などのさまざまなプロジェクトに関与している。

 サトクリフ大臣は、「“競馬は地域とともに”を開始するBHAの取組みを歓迎します」と述べた。

 同大臣は、「“競馬は地域とともに”によって、競馬が教育、健康および市民活動の分野で多くの利益をもたらすことが明らかになります。この戦略が全面的に進展し、さらに具体的な計画に展開されるのを楽しみにしています」と語った。

 “競馬は地域とともに”の旗印の下で展開されるプロジェクトの1つに、“ニューマーケット競馬パートナーシップ(the Newmarket Racing Partnership)”がある。慈善団体である競馬福祉機構(Racing Welfare)が運営するこの事業は、麻薬中毒に対する地域の支援を行うことなどを目的とする。

 ニック・カワード氏は、「競馬は英国人の現代生活に多大の貢献をしています」と述べ、次のように語った。

 「競馬界の個人や組織は、人々が暮らし、働く地域社会に大きな影響を与えます。また競馬は、主要都市から田舎の小さな村にいたるまで国全体に独自の活動を展開しています。より多くの人々にこの取組みを知って頂き、ご協力頂きたいと思っております。来年にはこのプロジェクト全体の進捗状況をまとめるつもりです」。

By Turia Tellwright

[Racing Post 2008年8月6日「Sports Minister backs ‘Racing Together’ initiative」]


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