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海外競馬ニュース
2008年07月03日  - No.26 - 2

バレッツ社、秋の1歳馬セリからステロイド検査を開始(アメリカ)[生産]


 バレッツ・エクワイン社(Barretts Equine Ltd.)のジェラルド・マクマホン(Gerald McMahon)会長は、今秋の9月3日に開催される同社の1歳馬セリにおいてステロイド(筋肉増強剤)を禁止し、検査を開始する予定であると述べた。

 同会長は、上場45日前から投与されたあらゆる外因性ステロイドを禁止する方針であると述べた。対象となる4つのステロイドは、ボルデノン(boldenone)、ナンドロロン(nandrolone)、スタノゾロール(stanozolol)およびテストステロン(testosterone)である。

 購入者は、落札時に250ドル(約2万7500円)を支払えば血液検査を要求することができる。またマクマホン会長は、カリフォルニア州競馬委員会(California Horse Racing Board)に免許を付与された獣医師が抜き打ち検査を実施するだろうと述べた。

 マクマホン会長は、「許容値を上回る対象薬物が検出された場合、購入者には落札を無効にする権利があります。対象薬物のいくつかは、馬の体内に自然に存在するので、研究所は許容基準に関する検査方法を開発しました」と述べた。

 バレッツ社は、1歳馬セリのために馬を選別している段階であり、マクマホン会長は、コンサイナー(上場人)に新たにセリ条件となるステロイド禁止について通知したと語った。

 マクマホン氏は、「バレッツ社のセリでは今後ともステロイドを禁止する方針です。なお他のセリでも、たぶん対象薬物の投与期間とレベルは変えることになるでしょうが、ステロイド禁止を適用するつもりです。当社はステロイド問題への競馬産業の取組みに賛同しています。検査方法が確立されれば、実施するつもりでした」と述べた。

By Pete Denk
(1ドル=約110円)

[Racing Post 2008年6月3日「Barretts to begin steroid testing at fall yearling sale」]


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