海外競馬ニュース
2007年03月01日 - No.8 - 4
カリフォルニア州で馬ヘルペス発症(アメリカ)[獣医・診療]
ゴールデン ゲートフィールズ(Golden Gate Fields)競馬場に入厩している牝馬の流産胎児が、1月最後の週の検査で馬ヘルペスウイルスに陽性反応を示した。同競馬場は馬ヘルペスの発生で今年の 初めに検疫下に置かれていた。しかし、カリフォルニア州競馬委員会(California Horse Racing Board)の発表によると、当該牝馬の近くで管理されていた牝馬と5頭の牡馬は陰性だった。
厩舎地区は検疫下にはおかれてはいないが、レースが終了する度に発馬機を消毒し、レースの前に誘導馬を消毒するなどの予防措置が取られ、さらに1日に2回入厩馬の体温が計測されている。
同競馬場の総支配人ロバート・ハートマン(Robert Hartman)氏によると、ゴールデンゲートフィールズ、ベイメドウズ(Bay Meadows)、プリザントン(Pleasanton)の各競馬場は、南カリフォルニアのロスアラミトス(Los Alamitos)競馬場からの馬の入厩を全面禁止にしたとのことである。ロスアラミトス競馬場では、誘導馬と競走馬がそれぞれ1頭ヘルペスで死亡したこ とから、この2頭が入厩していた2厩舎が検疫下におかれている。
ロスアラミトス競馬場の他の馬についての検査結果は未だ出ていない。
By Chuck Dybdal
[The Blood-Horse 2007年2月1日「Herpes precautions taken」]