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海外競馬ニュース
2007年11月15日  - No.44 - 2

BBCスポーツ番組、騎手の負担重量問題を検証(イギリス)[その他]


 オリンピックのボートの金メダリストであるマシュー・ピンセント(Matthew Pinsent)氏は、10月15日夜にBBC1で放映される『インサイド・スポーツ』という番組の中で、現代の騎手が抱えている負担重量の問題という“暗黙の真実”について世間の注意を喚起した。

 騎手の負担重量の問題については、11月の英国競馬統括機構(British Horseracing Authority: BHA)の役員会議で話し合われることになっている。ピンセント氏は、これに先駆けて、ジョージ・ベーカー(George Baker)騎手にインタビューし、また昨年最低負担重量を引き上げたアイルランドの競馬統括機関ともこの問題について話をした。

 番組編集者ロン・チャクラボーティ(Ron Chakraborty)氏は次のように語った。「これは、騎手の過酷な減量体験について、彼らの窮状を明らかにするものです。ピンセント氏は、最も背の高い騎手であるベーカー騎手から、丸一日かけて減量体験とこの問題全体についての彼の考えを聞きました」。

 「私のような一般的なスポーツ選手は、この問題には全く気づいておらず、競馬界においては暗黙の真実であるようです。長い間知られていなかったのは不思議です」。

 「ゼロサイズのやせ細ったモデルについては、彼女らが自身の体型を保ち続けるためにどのようなことをしているか徹底的に議論をします。しかし、モデルたちは騎手が課される肉体的挑戦を体験しなくても良いのです。彼女らはただショーの細長いステージを歩くだけです」。

By David Carr


[Racing Post 2007年10月15日「Inside Sport to look into issue of jockeys’ weight」]


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