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海外競馬ニュース
2007年09月20日  - No.36 - 3

ルイドソダウンズ競馬場近くで馬伝染性貧血の陽性反応(アメリカ)[獣医・診療]


 ニューメキシコ州ルイドソダウンズ競馬場近隣の牧場の馬が、馬伝染性貧血 (Equine infectious anemia:EIA)の陽性反応を示したが、同競馬場の馬に蔓延した形跡はない。

 ルイドソダウンズ競馬場のリック・ボウ(Rick Baugh)場長は、8月27日にニューメキシコ州畜産局(New Mexico Livestock Board)から陽性反応が出た旨連絡を受けたが、その数日前に同競馬場従業員と競馬関係者は感染馬のことを耳にしており、畜産局はもっと早くに手を打っ てほしかったと語った。

 現在その馬は隔離されている。

 同場長は、「陽性反応馬の最も近いところに入厩している6頭の馬を検査しましたが、すべて陰性でした」と述べた。

 同競馬場に在厩中の全馬は、EIAを判定のために、しばしばマラリア(swamp fever)の判定にも用いられるコギンズテスト(Coggins test)を受ける。馬バエなどの昆虫が、ワクチンも治療法もないこのウイルス性疾患を蔓延させる。急性感染は発熱、機能低下、食欲不振を引き起こす。

 サラブレッド競走とクォーターホース競走を施行するルイドソダウンズ競馬場では、9月3日に最大の開催となる全米クォーターホース2歳馬競走(All American Futurity for Quarter Horses)が行われる。

 ボウ場長は、「いったん発見されれば、即座に手を打たなければならない案件です。私たちがもっとも避けたいのは、1年でもっとも重要な週末に馬が隔離されることです」と述べた。

 

By Frank Angst


[thoroughbredtimes.com 2007年8月29日「Horse tests positive for EIA near Ruidoso Downs」]


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