海外競馬ニュース
2007年09月13日 - No.35 - 1
ニューメキシコ州、来年から安全手綱を義務化(アメリカ)[開催・運営]
ニューメキシコ州の競馬関係者は、騎手や乗り役に安全手綱を供給することが義務付けられ、騎手たちは来年からそれを使用することになる。
ニューメキシコ州競馬委員会(New Mexico Racing Commission:NMRC)は8月21日、同州で3月15日に始まるサラブレッドとクォーターホースの競走において安全手綱の使用を義務付ける措置を満場一致で可決した。
騎手組合の地区委員長ジョン・ビーチ(John Beech)氏は、この保全措置を一丸となって可決させたNMRCと競馬関係者に感謝し、以下のように述べた。
「手綱が切れたときは、ブレーキなしで、あるいはハンドルなしで、時速35マイル(約56 km)の車を運転しているようなものです。レースにおいても朝の調教中においても、手綱はいつ切れるか分りません。ブリーダーズカップなどの重要なレース においても、実際に切れたことがあります」。
北中米競馬委員協会(Association of Racing Commissioners International)は4月、サラブレッドとクォーターホースの競走において安全手綱の使用を要求する模範規則を可決していた。安全手綱は製造の 段階で従来の革の中にナイロンコードが編みこまれ、このナイロンコードに付属の留め具が付けられている。革紐が切れたときには、ナイロンと留め具により、 騎手は馬をコントロールし続けることができる。
By Frank Angst
[thoroughbredtimes.com 2007年8月22日「New Mexico to require safety reins in 2008」]