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海外競馬ニュース
2007年07月12日  - No.27 - 1

アスコット競馬のオーストラリア発売、昨年の2倍に達す(オーストラリア)[開催・運営]


 ロイヤル・ア スコット開催4日目、最終日をまたず、オーストラリアの競馬ファンの馬券購入額は、昨年の購入総額の2倍に達した。最終日6月23日のゴールデン・ジュビ リー・ステークスには、ミスアンドレッティ(Miss Andretti)、マグナス(Magnus)、テイクオーバーターゲット(Takeover Target)が出走する。

 10時間の時差を考慮しながら、レース生放送、初の48時間前出馬投票、そしてボーナス支給などの措置をとったことが、オーストラリアの賭事業者、タブコープ(Tabcorp)社が扱う売上げ増加の原動力となったと賞賛されている。

 6月22日(4日目)のレース開始時点で、ニュー・サウスウェールズ州とヴィクトリア州での売上げは、213万6,000オーストラリアドル(約2億 1,300万円)を記録した。昨年の5日間総売上金額は102万4,000オーストラリアドル(約1億200万円)であった。

 初日のキングス・スタンド・ステークスは、昨年は24頭以上の出走頭数があったためタブコープ社のシステムでは対応できず、馬券発売されなかったが、今年は143万オーストラリアドル(約1億4,300万円)と、同日の売上額の大半を占めた。

 ロイヤル・アスコット競馬は、 “パワーペイズ(Power Pays)” と名付けられた馬券発売のプロモーションの対象となり、単勝的中馬券に対して10%のボーナスが支給されている。

 タブコープ社専務理事、ロバート・ネーソン(Robert Nason)氏は「パワーペイズとオーストラリア馬の参戦のおかげで記録的なロイヤル・アスコット開催の売上げを達成できました。ゴールデン・ジュビ リー・ステークスにはオーストラリアのスプリンター達が出走するので、馬券売上げ増加を期待できます」と語った。

 

(オーストラリアドル=約100円)
By Howard Wright


[Racing Post 2007年6月23日「Ascot betting in Oz doubles last year’s total」]


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