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2007年01月11日  - No.1 - 2

ウィジャボード、2度目のカルティエ賞年度最優秀馬賞を受賞(イギリス)[その他]


 驚異の牝馬ウィジャボード(Ouija Board)は11月15日、2006年度カルティエ賞(Cartier Racing Awards)の年度最優秀馬賞を受賞した。

 ニューマーケットのエド・ダンロップ(Ed Dunlop)調教師が管理する5歳牝馬、ウィジャボード(父Cape Cross)は、カルティエ賞の16年の歴史の中で同賞を2度受賞する最初の馬となった。ダービー卿(Lord Derby)所有のスターホースは、2004年にも同じ栄誉を与えられている。

 また、グッドウッド(Goodwood)競馬場で施行されたヴォーダフォン・ナッソー・ステークス(Vodafone Nassau Stakes)と、チャーチルダウンズ(Churchill Downs)競馬場で今月初めに施行されたエミレーツ航空ブリーダーズカップ・フィリー&メア・ターフ(Emirates Airline Breeders’ Cup Filly & Mare Turf)での優勝により、同馬は2006年カルティエ賞最優秀古馬賞も獲得した。

 アイルランド人調教師のジム・ボルガー(Jim Bolger)氏は、2歳牡馬と2歳牝馬部門の2部門で受賞するという歴史に残る偉業を達成した。無敗のG1・2勝馬テオフィロ(Teofilo)が最優秀2歳牡馬賞を、フィンシールベオ(Finsceal Beo)が最優秀2歳牝馬賞をそれぞれ獲得した。

 バリードイル(Ballydoyle)チーム(エイダン・オブライエン:Aidan O’Brien調教師と馬主のマグニヤー夫妻:Sue and John Magnier、マイケル・ティバー:Michael Tabor氏、デリック・スミス:Derrick Smith氏によるチーム)は、ジョージワシントン(George Washington)でカルティエ賞最優秀3歳牡馬賞を受賞した。また同チームはイーツ(Yeats)で、カルティエ賞最優秀ステイヤー賞を受賞している。

 ミドルブルック夫妻(Gary and Lesley Middlebrook)は、自家生産馬レヴランス(Reverence)でカルティエ賞最優秀スプリンター賞を受賞し、この年の成功を喜んだ。

 フランス産馬ではマンデシャ(Mandesha)がカルティエ賞最優秀3歳牝馬賞を受賞した。

 8つの賞は、パターン競走でのポイント、競馬記者からなるカルティエ賞選考委員会(Cartier’s Racing Panel)の意見、レーシング・ポスト(Racing Post)紙とザ・デイリー・テレグラフ(The Daily Telegraph)紙の読者の投票を総合して決められた。ポイント配分は、パターン競走が全体(評価)の40%、カルティエ賞選考委員会の評価が40%、読者の投票が残りの20%とされている。

[Blood Horse 誌 2006年11月25日「Ouija Board is named Cartier Horse of the Year for the second time」]


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