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TOPページ > 海外競馬情報 > ロマネIFHA会長、"競馬界は薬物規制面で他のスポーツをリード"(国際)【開催・運営】
海外競馬情報
2016年02月20日  - No.2 - 2

ロマネIFHA会長、"競馬界は薬物規制面で他のスポーツをリード"(国際)【開催・運営】


 IFHA(国際競馬統括機関連盟)のルイ・ロマネ(Louis Romanet)会長は、「昨今のスポーツ選手の憂慮すべき不祥事は、競馬界が薬物規制の実施において先頭に立っていることを証明しています」と語った。

 そして次のように続けた。「競馬界の禁止薬物に対する取組みは上手く行っており、世界中の多くのスポーツをリードしていると、私は確信しています」。

 「他のスポーツの公正確保に大きな問題が生じていることは、新聞で毎日散見されます。競馬界は禁止薬物に対する取組みについて、あまり外部に喧伝したことはありませんが、他のスポーツが問題を抱えているおかげで、競馬へのイメージは変化しつつあると考えます」。


戦いは進行中

 ムンバイで開催されたアジア競馬会議(Asian Racing Conference)の最終日(1月29日)に演説を行ったロマネ会長は、現状に満足しないように注意喚起した。

 「禁止薬物との戦いは進行中です。大規模な研究所は人間用の薬剤を製造していますが、それは後に馬に対して使用されます。したがって、競馬界が現在のイメージを失いたくないのであれば、投資を永続的に行って薬物規制の質を高めなければなりません」。

 IFHAの『競馬・賭事に関する国際協定』の中の8ページにわたる条項が、28品目の治療薬剤のスクリ-ニングリミットと、32品目の治療薬剤の体内残留時間を明記していることについて、ロマネ会長は次のように語った。「それは成功しています。薬物が投与された馬の出走は認めませんが、競走能力に影響を与えない治療薬の痕跡が体内にわずかに残る程度の馬の出走は認めています。これによって、調教師は馬のケアをすることができるのです」。[訳注:スクリーニングリミットとは分析技術の進歩および検査機器の高性能化により、薬理的に意味の無い薬物の痕跡まで検出されてしまう問題を解決するため、理化学検査(出走馬の禁止薬物に関する検査)のスクリーニング検査時に適用される感度限界]。

 同氏は次のように付言した。「競馬の国際的な公正確保は基本原則であり、賭事客および生産界の信用を得るために、恒久的な優先事項にしなければなりません」。

 レーシングヴィクトリア社(Racing Victoria)で馬の福祉を担当する上席獣医師のブライアン・スチュワート(Brian Stewart)氏は、「他のスポーツ界と比較して、競馬界は禁止薬物規制によく取り組んでいる」と述べ、ロマネ会長の意見に賛意を示した。同氏は、豪州で生じた一連の禁止薬物コバルト検出事件を担当した人物である。

 スチュワート氏は、禁止薬物に嫌悪感を持つ人々に合法的な薬物使用には問題はないと分かってもらう雰囲気を作ることを求めた。

 同氏は次のように続けた。「私たちのやり方から生じている1つの問題は、特に厩舎周辺で見られますが、認められた実践方法に対して慣れ切って鈍感になっていることです。私たちが全く問題ないと考えていることが、外部者の目から見ると全く受け入れられない場合があります。私たちは競馬界内部の常識だけにとらわれないように注意すべきです」。


教育の必要性

 スチュワート氏は調教師への教育の充実を求めた。「ほとんどの職種では継続的な教育を必要とし、調教師も例外ではありません。もし会計士が、"忙しすぎて最新の税制変更についていけない"と言ったら、人々は愕然とするでしょう」。

 「競馬界では、違反をしたら見つかる可能性も高いはずです。調教師に対して"検出されない最新で効き目のある競走能力向上薬やアナボリックステロイドがある"などと吹き込む人々と、私たちは戦わなければなりません」。

By Howard Wright

[Racing Post 2016年1月28日「Romanet: Racing leads sports in drugs integrity」]


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