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TOPページ > 海外競馬情報 > 大手2社が合併し、英国最大のブックメーカーが誕生の予定(イギリス)【開催・運営】
海外競馬情報
2015年08月20日  - No.8 - 1

大手2社が合併し、英国最大のブックメーカーが誕生の予定(イギリス)【開催・運営】


 7月24日、大手ブックメーカーのラドブロークス社(Ladbrokes)とガラコーラル社(Gala Coral)は、合併条件に合意した。この合併により、ウィリアムヒル社(William Hill)を越える総資産23億ポンド(約4,485億円)の英国最大のベッティングショップ・チェーンが誕生する。

 “ラドブロークスコーラル社(Ladbrokes Coral plc)”設立に向けた契約は、これから競争市場局(Competition and Markets Authority:CMA)の審査を経なければならない。ラドブロークス社がコーラル社の買収に失敗した1998年と同じ轍を踏まずに、合併を実現させるためには、計4,000店舗ほどのベッティングショップの部分的削減が必要となりそうである。

 しかし、買収が失敗した当時に比べ、賭事市場は変化している。オンライン賭事が発展し、新ライバルとしてベット365社(bet 365)やパディパワー社(Paddy Power)が、頭角を現している。
合併後もそれぞれの営業チームをもち、二重ブランド戦略を実行するために、コーラル社とラドブロークス社の名前は存続する。
ラドブロークス社は、ガラコーラル社の株主に対し、新たな株券を発行する。現在のガラコーラル社とラドブロークス社の株主は、それぞれ、新会社の株式資本の48.25%と51.75%を保有する。

 ラドブロークス社のCEOであるジム・マレン(Jim Mullen)氏は、新会社のCEOとなる。また、ガラコーラル社のCEOであるカール・リーヴァー(Carl Leaver)氏は、今後1年間、2社の統合を進めるために上席副会長に就任する。

 ガラコーラル社のCOO(最高執行責任者)であるアンディ・ホーンビ(Andy Hornby)氏は、新会社でも同じ役職に就き、ベッティングショップと国内インターネット賭事運営を担当する。同氏にとって、2008年の金融危機とHBOS救済以来の上場会社における仕事となる。

 ラドブローク社の非常勤役員で、ガラコーラル社の元CEOであるジョン・ケリー(John Kelly)氏は、非常勤会長に就任する。また、ガラコーラル社のポール・ボウテル(Paul Bowtell)氏は、CFO(最高財務責任者)に就任する。

 合併の理由としては、(1) オンライン賭事の迅速な成長の実現、(2) 英国最大のベッティングショップ・チェーンの確立、(3) イタリア・スペイン・ベルギー・オーストラリアにおける国際的な賭事運営、(4) 6,500万ポンド(約126億7,500万円)の経費節減などの相乗効果があげられる。

 ラドブロークス社のピーター・アースキン(Peter Erskine)会長は、次のように語った。「合併すれば、最大級の賭事・ゲーミング事業が誕生するでしょう。我々は2つの強力なブランドの下、魅力的な多重チャンネルと、国内外の広域にわたる放送を提供します」。

 2015年末あるいは2016年半ばには、合併が承認されるかもしれないが、競争市場局(CMA)の関心を引くことは不可避である。

 マレン氏は、「CMAが下す決定に、予断はできません」と言いながらも、合併に向けての前進を楽観視していた。

 同氏は、次のように付言した。「1998年とは異なり、賭事市場には異なる原動力があります。CMAによって合併が承認されれば、解決策を見つけられると信じています」。

 CMAの承認を得るために最大で1,300店舗のベッティングショップが、売却あるいは閉鎖されるとの憶測があったが、契約締結間近の2社は、この数字を否定した。

 リーヴァー会長は、「店舗の閉鎖はないでしょう。また、売却もありません。しかし、本社と事務管理部門における人員削減は不可避でしょう」と語った。

 また、次のように付言した。「しかし、まだ先の話、あと一年あります。CMAが合併を承認すれば、できる限り早く、社員に明確に伝え、すべての社員を最大限公平に扱うつもりです」。

 マレン氏は、2社を同一ブランドの下に統一することは考えていなかったと述べた。そして、次のように語った。「ラドブロークス社とコーラル社には、長年の歴史があります」。

 「リーヴァー氏と腰を据えて話し合い、『我々は、それぞれのブランドの歴史を失った会社のCEOになるわけにはいかない』と確認しましたので、ブランドの統一はないでしょう」。

 リーヴァー氏は、「2つのブランドは、同じプロフィールを保ち続け、スポンサー契約やマーケティングにおいて、それを使用し続けるでしょう」と語った。

 同氏はマレン氏とともに、競馬産業とグレイハウンド産業に対し、書簡で「両社の現行の契約上の義務については保証されます」と伝えたと語った。

 リーヴァー氏は、「賦課金とその分担に関する議論が進行中であることは認識しています。しかし、私たちは、賭事客が求める賭事商品の提供に専念しています」と付言した。

By Bill Barber
(1ポンド=約195円)

[Racing Post 2015年7月25日「Emergence of Britain’s biggest bookmaker」]


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