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TOPページ > 海外競馬情報 > 薬物ルール厳格化による生産者への影響(イギリス)【生産】
海外競馬情報
2014年07月20日  - No.7 - 4

薬物ルール厳格化による生産者への影響(イギリス)【生産】


 BHA(英国競馬統轄機構)が6月26日に発表した厳格化された薬物規制には、英国で誕生した競走目的のサラブレッドは2015年以降、すべて誕生後12ヵ月以内(2017年からは6ヵ月以内)に登録されなければならないとする条項が含まれている。期間内に登録されなかったサラブレッドは英国で競走する資格がなくなる。

 また、新しい規制は、最初の登録(馬主が決まるまでは生産者が馬主として記載される)から競走引退までの間、馬はどの段階においても薬物検査を受けられる状態になければならない、と定めている。登録されている管理者(調教師あるいは馬主)がこれを遵守しない場合は制裁が科されることになるだろう。

 BHAの公正・法律・リスク担当理事のアダム・ブリッケル(Adam Brickell)氏は6月26日、「生産者に免許が付与されていない場合やBHAの管轄下にいない場合は、汚職に関与した賭事客に科されるのと同様の退去命令のような制裁が与えられるかもしれません」と語った。

 そして生産者が法人などである場合について、「これは扱いにくい領域になりそうですが、BHAの採ろうとしている方針は、馬の一生のどの段階においても責任者を明確にしておくということです」と述べた。

 BHAのCEOポール・ビター(Paul Bittar)氏はセリにおける薬物検査について次のように語った。「BHAは敷地内に立ち入って馬に薬物検査を行う権限を持っていませんが、セリ会社には独自の検査手順があり、彼らは協議の間、BHAが向かおうとしている方向を熱心に支持してくれました。最終的に彼らが私たちと同じ検査手順を採ることを望んでいます」。

 アナボリック・ステロイドの一種スタノゾロール(stanozolol)の使用を容認している米国からの輸入馬、特に1歳馬の問題について、ビター氏はBHAが主要な購買者と意見交換していると述べ、次のように続けた。

 「私たちは、米国で薬物検査を受けた馬を購買者が手に入れることができる仕組みの導入に努めるつもりです」。

 「しかし、購買者は米国で馬を買うことにリスクが伴うことをよく理解しています。購買馬にアナボリック・ステロイドが投与されていれば、新たなルールの下では14ヵ月間の出走停止処分が科されるかもしれず、その馬は2歳シーズン終了まで出走できないことになるかもしれません」。

 サラブレッド生産者協会(Thoroughbred Breeders’ Association:TBA)のCEOルイーズ・ケンブル(Louise Kemble)氏はこの発表を受けて次のように語った。「TBAは心からBHAのアナボリック・ステロイドに対する姿勢を支持しますが、海外から多くの現役馬が輸入されるためその導入は簡単にはいきません」。

 「生産者、育成施設、セリへの上場の準備を行う施設は、競馬施行規程の適用対象になっておらず、英国の生産者の公式代表者であるTBAは、すべての関係者が満足できる効果的な実施を実現するために適切な協議を行っていく予定です」。

 ウェザビーズ社(Weatherbys)のニック・クレイブン(Nick Craven)理事は6月26日、同社は新しい規制の適用にあたり、BHAと生産者を支援するためにできる限りのことを行うだろうと語った。BHAの統計によれば、すでに馬の98.5%は誕生後12ヵ月以内に登録されている。

By Katherine Fidler

[Racing Post 2014年6月27日「New doping rules impose registration deadline」]


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