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TOPページ > 海外競馬情報 > 年度代表馬ハヴルドグレイス、史上3番目の繁殖牝馬落札額を記録(アメリカ)【生産】
海外競馬情報
2012年12月20日  - No.12 - 3

年度代表馬ハヴルドグレイス、史上3番目の繁殖牝馬落札額を記録(アメリカ)【生産】


 昨年の米国年度代表馬ハヴルドグレイス(Havre De Grace)は11月5日、ケンタッキー州レキシントンのファシグ・ティプトン社(Fasig-Tipton)の11月セレクトセールで来年からの繁殖牝馬として上場され、1,000万ドル(約8億円)という高額で落札された。

 これは今年開催されたサラブレッドのセリの最高落札額で、このセールの1日の売上げも84%増加させた。

 この高額落札額は、繁殖牝馬としてはべターザンオナー(Better Than Honour 1,400万ドル(約11億2,000万円))、プレイフルアクト(Playful Act 1050万ドル(約8億4,000万円))に次ぐ史上3番目となった。

 落札したのはフロリダ州のウィスパーヒル牧場(Whisper Hill Farm)のマンディー・ポープ(Mandy Pope)氏で、同氏の繋養種牡馬にはG1勝馬ティズウェイ(Tizway)がおり、11月6日のキーンランド11月セールのオープニングセッションで、ケンタッキーオークス(G1)勝馬プラムプリティー(Plum Pretty)も420万ドル(約3億3,600万円)で落札している。

 ポープ氏はハヴルドグレイスについて、「全く素晴らしい馬です。見れば分かるとおり競走馬のすべての長所を兼ね備えており、競走馬として万能で、立ち居振る舞いも見事です」と語った。

 そして、「非常に人懐っこく、近づいていくと私の膝に頭を押し付けてきます。セリカタログを見るのが好きなようでした。私たちが皆生産することを夢見ている馬の典型です」と付け足した。

 ハヴルドグレイスはセリに上場された2頭目の年度代表馬である。初めて上場された年度代表馬は、名牝レディーズシークレット(Lady’s Secret)で、1987年秋のファシグ・ティプトン社の混合セールにおいて540万ドル(約4億3,200万円)で売却された。

 ハヴルドグレイスは、通算16戦9勝、獲得賞金額258万6,175ドル(約2億689万円)で今年競走から引退した。

 昨年同馬はG1競走を3勝し、その中には牡馬を負かしたウッドウォードS(G1)が含まれている。同馬は今年一度だけ3月のニューオリンズレディーズSに出走して楽勝したが、右前肢の球節に故障が生じたため4月に引退した。

 ハヴルドグレイスの馬主で生産ビジネスには携わっていないリック・ポーター(Rick Porter)氏は、「今日さよならを言いに行ったときはつらかったですが、すべてを兼ね備えた完璧な馬なので、相応しい落札額であったことには心が躍りました」と語った。

 ポーター氏はハヴルドグレイスの最低価格指定を明らかにしなかったが、最終的な落札額をかなり下回っていたと述べた。同氏は、落札者が繁殖牝馬としての将来を決められるよう、この春にはハヴルドグレイスを交配させないことを選択した。

 ポープ氏はフロリダを拠点とし生産活動を行っているが、ハヴルドグレイスはケンタッキーに繋養される予定である。同馬との交配予定の種牡馬リストを作成しており、生産されるどの仔馬もセリに上場するつもりである

 「ハヴルドグレイスが素晴らしい仔馬を生むことを望んでいます。今後産駒の売却額が落札額に見合うまでにいくには少々時間がかかるでしょうが、産駒が長所を引き継げばここケンタッキーで大金をもたらしてくれるかもしれません。牝の産駒が生まれれば、フロリダに連れて行くつもりです。落札額の支払を助けてもらうためハヴルドグレイスにまずは働いてもらうことが必要です。血統は多くの種牡馬にとってアウトブリ−ドなので、あらゆる掛け合わせが可能で、これはもう1つの長所です」と語った。

 この日2番目の高額落札額を付けたのは、クールモア牧場が500万ドル(約4億円)で購買したアンタッチドタレント(Untouched Talent)で、アーカンソーダービー(G1)優勝馬でケンタッキーダービー(G1)とプリークネスS(G1)の2着馬ボードマイスター(Bodmeister)の母馬である。同馬はアンブライドルズソング(Unbridled’s Song)の仔が腹に入っていた。

 もう1つのアイルランド拠点の牧場モイグレアスタッド(Moyglare Stud)は、クワイエットアメリカン(Quiet American)産駒でG1競走2勝の牝馬スウィッチ(Switch)を430万ドル(約3億4,400万円)で購買し、同牧場アドバイザーは来年はガリレオ(Galileo)との交配をほのめかした。

 またサーティファイ(Certify)の半姉で、オークリーフS(G1)を制したクライアンドキャッチミー(Cry And Catch Me)は、バーナーディニ(Bernardini)の仔が入ってライヴオークプランテーション社(Live Oak Plantation)に350万ドル(約2億8,000万円)で落札された。

 エンパイアメーカー(Empire Maker)産駒でG1勝馬の牝馬グレイスホール(Grace Hall)は、ニューヨーク州の匿名落札者が320万ドル(約2億5,600万円)で購買した。また11月2日のBCフィリー&メアターフの勝馬ザゴラ(Zagora)は、フランスのエージェント会社マンドールインターナショナル社(Mandore International)に250万ドル(約2億円)で購買された。

 トータルで15頭が100万ドル(約8,000万円)以上で落札され、売上げは84%増加し、平均価格は67%増加したが、中間価格は2011年から5%減少した。

By Amanda Duckworth
(1ドル=約80円)

[Racing Post 2012年11月7日「Amazing Grace」]


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