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TOPページ > 海外競馬情報 > 2013年の賞金額は記録的なレベルになる可能性(イギリス)【開催・運営】
海外競馬情報
2012年11月20日  - No.11 - 1

2013年の賞金額は記録的なレベルになる可能性(イギリス)【開催・運営】


 10月24日に第52回賦課金計画(2013-14年)について合意がなされ、競馬賭事賦課公社(Levy Board:賦課公社)が競馬への追加的な資金提供を優先させることを決定したことから、英国競馬界は2013年に記録的な賞金額を誇ることができそうだ。

 同賦課金計画は、法令の期限である10月31日の1週間前の10月24日に、現行の賦課金計画から50万ポンド(約6,500万円)増の7,290万ポンド(約94億7,700万円)の収入見込みを前提に満場一致で合意に達した。

 支出に対してよりバランスのとれた取組みを行うことでもたらされた収入強化と賦課金増加によって、来年の賦課公社から賞金への資金提供は、今年の30%増(2011年比では45%増)の5,000万ポンド(約65億円)を超える見込みである。

 今年より1,000万ポンド(約13億円)以上多い賦課公社からの資金提供と、2013年も同額の増加が見込まれる競馬場のメディア権収入により、“2013年の賞金額は2009年の総額1億1,000万ポンド(約143億円)を上回る記録的なものとなる可能性が高い”と賦課公社は述べた。

 賦課公社のポール・リー(Paul Lee)会長は次のように語った。「賞金増加は2013年における私たちの目標であり、この大幅な増加を発表することを光栄に思っています。私たちはこの発表が温かく歓迎されることを確信しています」。

 同会長は次のように続けた。「重要なことは、私たちが過去3年間全ての支出決定に実施した慎重なアプローチを変更することなくこの増額を達成することができたことです。慎重な対応を行ってきたために、こうして健全で信用の置ける方法で賞金への支出額を増加させることができるのです」。

 「競馬場が増加した資金提供を続けることを前提として、2013年には記録的なレベルの賞金額の提供ができるようになります」。

 リー会長は、賦課金計画そのものについて、「賭事産業と競馬界が次期賦課金計画の合意を早期に達成するため建設的なアプローチを採ったことに感謝の意を表したいと思います」と語った。

 ウィリアムヒル社(William Hill)、ラドブロークス社(Ladbrokes)およびコーラル社(Coral)は、連帯して賦課金拠出を約束することに合意しており、その額は4,500万ポンド(約58億5,000万円)以上となるだろう。また今回の合意には、ベットフェア社(Betfair)とBHA(英国競馬統轄機構)の間で交わされた700万ポンド(約9億1,000万円)の賦課金拠出を行うとの契約も含まれている。

 次期賦課金計画では、ブックメーカーが英国競馬を対象とした賭事から創出される利益の10.75%を賦課金として支払い、対象とするベッティングショップの基準をインフレを反映して引き上げるなど、現行の賦課金計画の多くの契約条件が引き続き適用される。

 BHAのCEOポール・ビター(Paul Bittar)氏は、賦課公社のメンバーで競馬界代表の3人に代わって、この合意を歓迎し、賭事産業との協力の精神が長期の契約に引き継がれることになるよう望んでいると述べた。

 同氏は次のように語った。「この相互尊重は続かなければなりません。私たちは、大手の賭事業者などと長期的な資金拠出の取決めについての話し合いを再開するための場を作ることができました」。

 しかし一方で、次のように付言した。「賦課金制度自体の欠陥でもないし、現在の賦課金管理当局が悪いわけではないのですが、既存の賦課金制度の欠点は残っており、その徴収基盤は狭すぎて現在英国の賭事客が行っている賭事のやり方には合っていません」。

 「私たちは、政府が公約通り賦課金に代わって長期的で法的強制力がある制度を提案し、競馬界と賭事産業との関係を近代化する枠組みを発展させることを楽しみにしています」。

 最新の賦課金計画で明らかになっている協力の精神は、昨年の恨みを残した合意の結果が競馬界の要人から批判を招いたこととは著しく対照的である。

 今回の合意は、双方が競馬に持続可能な解決策を見つけるという共通の利益を分かち合っていることを改めて証明した、と英国ブックメーカー協会(Association of British Bookmakers)のニール・グールデン(Neil Goulden)会長は述べた。

 そして、「そのことが、賦課金の再活性化の流れの中で、長期的取り決めに合意することを目的とした両者の交渉に相応しい雰囲気を作ったと確信しています」と語った。

 ジョッキークラブグループのCEOサイモン・バザルゲット(Simon Bazalgette)氏は、賭事業界と競馬界との関係の改善および賞金額増加の双方を歓迎した。

 そして、「今年の賦課金計画の合意に関して公の場での議論が無かったのは、関係者全員が、わくわくさせられるスポーツとしての、また素晴らしい賭事商品としての競馬を構築するために一緒に取り組むことから得られる相互の利益を認めたからです」と付言した。

 ベットフェア社は、次期賦課金計画が早期解決したことは勇気づけられるものであると語り、海外賭事事業から賦課公社への資金拠出を行うよう他社に呼び掛けた。

 ベットフェア社のマーティン・クラッダス(Martin Cruddace)法規担当部長は、「すべてのインターネット賭事業者が、ベットフェア社の先例に倣い、競馬の未来がより輝けるよう規則に従って競馬界に対する負担分の支払いを始めることが必要です」と語った。

 政府も賦課金計画の合意についてのニュースを歓迎した。

 ヒュー・ロバートソン(Hugh Robertson)スポーツ大臣は、「賦課金に関して合意がなされたことに満足しています。競馬界と賭事産業にとって、政府が介入せずに合意に達することは常に望ましい事です」と語った。
 

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By Bill Barber
(1ポンド=約130円)

[Racing Post 2012年10月25日「Levy deal puts racing on course for record purse levels」]


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