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TOPページ > 海外競馬情報 > 賭事業者11社がインターネット賭事市場に参入(フランス)【開催・運営】
海外競馬情報
2010年07月23日  - No.14 - 2

賭事業者11社がインターネット賭事市場に参入(フランス)【開催・運営】


 去る4月に成立したインターネット賭事市場開放法に基づいて創設され たインターネット賭事統制機構(Autorite de regulation des jeux en ligne: ARJEL)は、6月8日に、新規参入賭事業者11社に対して賭事運営免許を付与した。その中には競馬賭事に参入するベットクリック社(Betclic) とベテュルフ社(Beturf)の2社が含まれている。

 専門家たちは、一攫千金を目当てに100件を超える免許申請が行われるシナリオを想定していた。しかし実際には、インターネット賭事市場開放の第1段階は思っていたほど評判を呼ばなかった。

 賭事業者24社は5月28日、関連賭事部門(スポーツ賭事、ポーカー、競馬賭事)のうちの複数の部門で、賭事運営免許取得のための申請書を提出した。こ れらのうち11社が6月8日午前に免許を取得し、その内訳はスポーツ賭事8件、ポーカー7件、そして競馬賭事2件であった。

 3部門すべてで免許を得た賭事業者は、PMU(フランス場外馬券発売公社)とベットクリック社のみである。フィリップ・ジェルモン(Philippe Germond)会長率いるPMUは、今般スポーツ賭事とポーカーの免許取得申請を行い、競馬賭事に関する手続きについては3ヵ月前に済ませていた。 PMUは6月9日から、そのウェブサイト(pmu.fr)において、競馬のパリミューチュエル賭事と一連のスポーツ(表を参照)を対象とした賭事を提供す る。PMUはスポーツ賭事に関して、アイルランドの賭事業者パディパワー社(Paddy Power)の専門家の協力を求める。ポーカー部門に関しては、施行令の発効後の6月28日に提供可能となるだろう。

 

賭事が認められるスポーツ
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 事業家ステファーヌ・クルビ(Stephane Courbit)氏が主要出資者であるベットクリック社[マンガスゲーミング社(Mangas Gaming)が所有]もまた、6月9日に3部門で賭事を運営するのに必要な権限を得た。同社は今回、多くの地方の日刊紙だけではなく、携帯電話事業会社 であるSFR社と合意することにより、堂々とインターネット賭事市場に参入することができる。

 フランスのもう1つの賭事独占企業であったフランス宝くじ公社(Francaise des Jeux)は、スポーツ賭事とポーカーの賭事運営免許を取得した。クリストフ・ブランシャール=ディニャック(Christophe Blanchard-Dignac)社長率いる同社は、競馬賭事部門への申請書は提出せず、現在のところこの分野には興味を持っていないように見受けられ る。

 予期していたように、申請30件に対して初めて発行された賭事運営免許17件のうち、スポーツ賭事とポーカーが15件を占めた。マスメディアと通信業界 においては、イリアド社(Groupes Iliad: フリー社を通して賭事提供)、アモリー社(Amaury Sport Organisation: パリジャン紙、レキップ紙の親会社。サジョー社を通して賭事提供)、ブイグ社(Bouygues: ユーロスポールベット社を通して賭事提供)がそれぞれ、スポーツ賭事の運営免許を獲得した。

 競馬賭事部門は現在のところ劇的な変化はなく、賭事運営免許は申請5件のうち2件がベットクリック社とベテュルフ社に発行されただけである。

 しかし今後数週間のうちに、ゼターフ社(Zeturf)、ジェニークルス社(Geny Courses)およびユニベット社(Unibet)が新規参入し、競馬賭事におけるインターネット賭事業者の幅を広げるだろう。                                

 

By Francois Hallope


[Paris Turf 2010年6月9日「Deux premiers entrants」]

フランスとオーストリアを拠点とする11社が賭事運営免許を取得

 フランソワ1世(Francois I)によって1539年に確立されたフランスの国家の賭事独占は、6月8日に賭事運営免許17件が11社に付与され、終わりを告げた。

 賭事依存症の増加についての不安をよそに、また6月11日開幕のサッカー・ワールドカップに間に合うよう駆け込みで実行されたことに対する批判に遭いながら、これまでにない大きな変更がなされた。

 この結果、フランスにおけるインターネット賭事は、(1) パリミューチュエル式に限り認められる競馬賭事、(2) 固定オッズで提供される他のスポーツ賭事、および (3) ポーカーの3部門で合法となった。

 それぞれの免許の取得には2万ユーロ(約240万円)の費用が掛かり、次の更新まで5年間有効である。

 競馬賭事に関しては、当面、すでに営業していた1868年創立のPMUを含め3社だけが賭事運営を行っていくことになる。

 これまでは、1901年に固定オッズ賭事が違法となって以来原則としてブックメーカーは違法であったので、PMUは独占企業の立場であり続けた。PMU は新たな環境において、ベットクリック社やパリテュルフ紙と同グループのベテュルフ社のような会社と競合することになる。

 これら3社はまた、スポーツ賭事とオンラインポーカーの免許も取得した。ライバルには、フランス宝くじ公社、イリアド社、サジョー社(Sajoo)、ベ スサス社(BES SAS)、エベレストゲーミング社(Everest Gaming)、フランスパリ社(France Pari)、SPSベッティング・フランス社(SPS Betting France)およびターブル14社(Table 14)が含まれている。免許を取得した企業の大半は、6月9日朝から賭事事業を始めることができる。

 フランスの賭事客は2009年、総額216億ユーロ(約2兆5,920億円)の賭事を行い、そのうち93億ユーロ(約1兆1,160億円)はPMUの売 上げであり、PMUは7億3,100万ユーロ(約877億2,000万円)を競馬界に還元した。新制度の下で競馬賭事運営免許を得た会社は、賭事売上げの 7.5%を納税し、8%は競馬界に還元する。

 今回の賭事業者の合法化からもたらされる注目すべき点は、この賭事改革を管理するために創設された機関であるARJELとその専門家チーム(賭事警察、 税務署員、税関吏)が、すべての違法賭事サイトを追跡することである。違法賭事業者は、重い罰金と禁固刑を言い渡されるだろう。

 PMUは、インターネットのスポーツ賭事についてはパディパワー社と、またポーカーについてはパーティーゲーミング社(Party Gaming)と提携している。

 賭事運営免許を取得した11社のうち10社はフランスを拠点としており、ビーウィン社(Bwin)だけがオーストリアを拠点としている。

 英国の大手賭事業者の中では、ウィリアムヒル社(William Hill)は今回申請を行わなかったが、将来免許申請を行う可能性がある。同社のスポークスマンであるデヴィッド・フッド(David Hood)氏は、「賭事運営免許を取得した企業の顔ぶれに驚きはありません。私たちはフランスに対して先入観は持っていませんが、長期的な可能性を実現す るには、規制や税制についての課題があるように思います」と語った。

 

By Desmond Stoneham
(1ユーロ=約120円)

(関連記事)海外競馬情報2010年No.6「インターネット賭事市場開放のスタート地点が明らかに(フランス)」、海外競馬情報2010年No.10「インターネット賭事市場開放法案可決(フランス)」


[Racing Post 2010年6月9日「France opens betting market to 11 firms」]


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