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TOPページ > 海外競馬情報 > 馬産業の就業者数6万7000人とその内訳(フランス)【その他】
海外競馬情報
2008年05月09日  - No.9 - 1

馬産業の就業者数6万7000人とその内訳(フランス)【その他】


 毎年、エキュス(ECUS)という題名の年鑑が発行されている。従来は馬産業職業間連合(Union Interprofessionnelle du Cheval: UNIC)が企画編集していたが、今回から国立種馬場(Haras Nationaux)の経済社会研究部が引き継ぐことになった。この年鑑は、馬産業の主要部門(生産、販売、競走、雇用など)についての広範かつ比較可能なデータを集めた良質の参考資料である。2008年初めに公表された最新版では、現在馬産業が創出している直接的雇用6万7000人の内訳が2006年の データに基づき詳細に説明されている。


馬術関係の就業者数:2万1860人

調査結果によれば、フランス馬術連盟(Federation Française d’Equitation)に加入している馬術クラブの数は6400であり、そのうち60%が専門的クラブとして認定されている。

専門的クラブの数は、最近10年間で、22%増加した。その大半が従業員を雇用している。就業者数は合計1万7000人で、これは 14000ETP[ETP = equivalent temps plein:年間労働時間1600時間以上の正規職員換算]に相当する。その内訳は、賃金労働者8900ETPと馬術クラブ所有者5100ETPである。

なお、非認定クラブの就業者数6860ETPと主として乗馬活動で生計を立てている者約1000 ETPを加える必要がある。

賭事受付関係の就業者数:1万6160人

 フランス場外馬券発売公社(Pari Mutuel Urbain: PMU)の店舗が9500あり、1万4000の有人窓口と1400の馬券発売機がある。1日平均5時間半、年間平均11ヵ月の稼動で、17億件の賭事を受け付けている。PMU店舗の就業者数は15942ETPに相当する。このほか、場内馬券発売公社(Pari Mutuel Hippodrome: PMH)の労働力を加えなければならない。すなわち、地方で年間1500日開催される競馬の賭事受付の就業者140ETPおよび賭事受付を行うシステムの 構築・管理の要員80ETPである。


生産関係の就業者数:9000人

 2006年に馬生産者(1年間に交配した繁殖牝馬を1頭以上保有する者)として登録された者の数は4万3530人である。馬生産者の80%を占める繁殖牝馬保有数1〜2頭の層は、余暇活動であり本職ではないとみなし、この統計の対象外とされる。年間5〜10頭の繁殖牝馬を交配した1880人の生産者は、半ば職業的であり、600ETPに相当する。また、フルタイム生産者の数は825ETPで、この10年で16%増加しいる。馬の生産を営むために、農業賃金労働者はさまざまな活動を担っている。すなわち、牧場スタッフ、種付スタッフ、厩務員、管理、会計、事務の活動である。研修生と見習いを除いて、賃金労働者の数は8700人(7300ETP相当)と推定される。


関係団体の就業者数:5700人

 調査結果によれば、馬関係団体の就業者数は、常に馬との接触があるわけではない者を含めて以下のとおりである。

 

2043人― 行政機関と公共施設の従業員。その内訳は、国立種 馬場の1045ETP、共和国親衛隊(La Garde Republicaine)の570ETP、軍隊馬術(Les Sports Equestres Militaires)の200ETP、国立馬術学校(l’Ecole Nationale d’Equitation)の170ETPである。
1392人― PMU職員。
463人― フランスギャロ(France Galop 平地障害競走協会)職員。
417ETP― 地方のPMH開催を運営する労働力、すなわち8地方連合会(Huit Federations Regionales)の職員と契約職員(スタート・ゴール・走路の監視員、検量委員、救急医療係、入場受付)。
340人― AFASEC競馬学校(Association de Formation et d’Action Sociale des Ecuries de Courses)の職員。300人が本部と競馬学校に配属され、40人が競馬関係者の業界内での転職活動を担当する。
280ETP― パリ競馬場技術社(Groupement Technique Hippodromes Parisiens)(PMUの機器管理を請け負う職員と契約職員)。
260 ETP― PMHの職員。
220人― シュヴァルフランセ(Cheval Français 速歩競走協会)の職員。
220人― フランス馬術連合140人、地域委員会(Comites Regionaux)50人、フランス競馬連合(Federation des Courses Françaises)13人など。
50人― 競馬理化学研究所(Laboratoire des Courses Hippiques)の職員。

 

厩舎関係の就業者数:5600人

2006年の調査結果は、調教師の数は2915人(平地競走1083人、速歩競走1832人)で、うち1800人が常勤・専業で従事している。調教師の大半が雇用主であり、3822人の賃金労働者(厩務員、見習い厩務員、輸送担当厩務員、調教助手)を雇っている。賃金労働者の数はこの10年で18%上昇し、3400ETPに相当する。なお、このうちの1/4が女性である。これらの賃金労働者の60%が平地競走の厩舎に所属している。平地競走の方が速歩競走よりも労働集約的である。


その他の就業者数:8680人

1830人― 馬具製造者(職人400人、賃金労働者1430人)。
1750人― 装蹄師(賃金労働者650人)。
1740人― 馬肉業者(食肉業者640人、賃金労働者1100人)。
900人― 診療所関係者(開業獣医師200人、診療所の従業員700人)。
350人― 報道関係者。
300人― 馬用飼料業者。
200人― 馬具供給者。
200人― 馬取引関係者(セリ会社職員、コンサイナー、賃金労働者)。
200人― 200人―養成者(教師)と研究者。

(注)一部にETPに換算していない就業者数が記載されている。

By François Hallope

[Paris Turf 2008年3月23日「Ou sont les 67.000 emplois de la filiere hippique」]


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