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海外競馬ニュース
2018年12月06日  - No.47 - 2

シャンハイボビー、日本のアロースタッドに到着(日本)[生産]


 2014年からシャンハイボビー(Shanghai Bobby 8歳)を供用していたアシュフォードスタッド(Ashford Stud)によれば、セカンドクロップサイアーランキング5位以内の同馬は日本の関係者に売却され、北海道のアロースタッドに移った。シャンハイボビー(父ハーランズホリデー)は11月24日、検疫を終えてアロースタッドに到着した。

 同馬はケンタッキー州のストーンヘイヴン牧場(Stonehaven Steadings)で生産された。2011年キーンランド9月1歳セールにおいて10万5,000ドル(約1,208万円)でスターライトレーシング社(Starlight Racing)の代理のフランク・ブラザーズ(Frank Brothers)により購買された。

 2歳シーズンにホープフルS(G2)、シャンペンS(G1)、BCジュベナイル(G1)などを制して5戦5勝を果たしたシャンハイボビーは、最優秀2歳牡馬のタイトルを獲得した。しかし3歳シーズンは険しいものとなった。骨盤骨折のために三冠競走に出走できず、その後アルジャミンS(ベルモントパーク競馬場)で優勝したもののレース中に繋靭帯を損傷した。

 種牡馬となったシャンハイボビーは2017年に3頭のブラックタイプ勝馬を出し、北米フレッシュマンサイアーランキング(産駒の獲得賞金による)で4位となった。セカンドクロップサイアーとしては、11月28日までに2頭のブラックタイプ勝馬を出し4位となっており、産駒獲得賞金は320万ドル(約3億6,800万円)以上に上っている。北米で出走した産駒の中で今年最も優秀なのは、ステークス競走を2勝したシャンハイスターレット(Shanghai Starlet)とノーフォークS(G2 ロイヤルアスコット開催)優勝馬シャンシャンシャン(Shang Shang Shang)である。

 シャンハイボビーは2014年にはブラジル、2015年にはチリにシャトルされている。世界全体では、ブラックタイプ勝馬11頭、重賞馬4頭を送り出している。シャンハイボビー産駒はこれまで合計で賞金478万8,106ドル(約5億5,063万円)を獲得している。

By Eric Mitchell

(1ドル=約115円)

[bloodhorse.com 2018年11月29日

「Shanghai Bobby Sold, Standing at Arrow Stud in Japan」]


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