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TOPページ > 海外競馬ニュース > 2017年ワールドベストレースホースはアロゲート(国際)[その他]
海外競馬ニュース
2018年01月25日  - No.3 - 1

2017年ワールドベストレースホースはアロゲート(国際)[その他]


 アロゲートはレーティング134ポンドを獲得し、2年連続でロンジンワールドベストレースホースに輝いた。同馬はドバイワールドカップ(G1)で最後方から先頭に立ち、驚異的な勝利を達成した。それはボブ・バファート調教師に、「これまで見た中で最高のパフォーマンスだ」と言わしめた。

 アロゲートは豪州の驚くべき牝馬ウィンクス(132ポンド)を凌いで、この栄誉に輝いたが、この決定はいくらか物議を醸していた。なぜなら、アロゲートはドバイでの勝利後、3戦0勝と振るわず、二度と勝利を収められなかったからだ。この3つの敗戦における優勝馬との着差は合計22馬身以上となった。

 このタイトルは"ベストレースホース"とは言うものの、良い成績を積み重ねた馬よりも、1回限りの最高のパフォーマンスを見せた馬のほうに授けられる。バファート調教師はアロゲートがドバイで特別なことを成し遂げたのを疑っておらず、「あのようなレースを再び目にすることはないと思います」と語った。

 アロゲートはドバイワールドカップにおいて出遅れを取り戻してガンランナーに2¼馬身差をつけて圧勝した。ガンランナーは後にBCクラシック(G1)で優勝し、クラックスマン(Cracksman)と同じ130ポンドを獲得し、ランキングの3位となった。

 バファート調教師はこう続けた。「レースのリプレイを見て少しテンションが上がりました。アロゲートの勝利への意志と勇気を見せつけました。ぶっちぎりでした。それは見たこともないような唯一にして最高のパフォーマンスで、物凄いものでした」。

 ドバイワールドカップでのこの奮闘こそが、同調教師にアロゲートが2年連続でこのタイトルを獲得することを確信させた。それに、同馬はそれまで初戦を除く全レースで優勝しており、2016年BCクラシックと世界一の賞金を誇る2017年第1回ペガサスワールドカップ(G1)で堂々とした勝利を重ねていた。

 ロンジンワールドベストレースホース授賞式(ロンドン・クラリッジスホテル)に出席したバファート調教師はこう語った。「アロゲートは調教では調子良さそうに見えましたが、レースでは走りたくなかったようです。帰国後の初戦となったサンディエゴハンデキャップ(G2)では、あまりにもひどいパフォーマンスだったので、引退させようと思ったほどです」。

 「再び高いレベルのパフォーマンスが見られなくなったのは、大変な苦痛でした。アロゲートはそのレベルに近づくことすらありませんでした。今日にいたるまで、人々に『一体何が起きたんだ!』と言われ続けましたが、特に明白な理由があるわけではありません。彼はただもう走りたくなかっただけです」。

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    2017年ロンジンワールドベストホースランキング

1位 (134ポンド)アロゲート

2位 (132ポンド)ウィンクス

3位 (130ポンド)クラックスマン、ガンランナー

5位 (128ポンド)エネイブル

6位 (126ポンド)ユリシーズ(Ulysses)

7位 (125ポンド)クロスオブスターズ(Cloth Of Stars)

          ハリーエンジェル(Harry Angel)

9位 (124ポンド)コレクテッド(Collected)

          キタサンブラック

          リブチェスター(Ribchester)

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 バファート調教師は3年連続でワールドベストレースホースを手掛けたことになる。2015年には米国三冠馬アメリカンファラオが同じく134ポンドでこの栄誉に輝いた。

 アロゲートがドバイワールドカップで達成したこのレーティングを上回る評価が与えられたのは、フランケル以外にいない。

 BHA(英国競馬統轄機構)の主任ハンデキャッパーのフィル・スミス(Phil Smith)氏はロンジンワールドベストレースホースランキング委員会の共同議長の立場から、アロゲートが調子を落としていったにもかかわらずランキング首位となった理由をこう説明した。「年間を通じて評価され続ける最高のパフォーマンスを検討することが私たちの任務です。ある馬があるレースで勝ったとしましょう。私たちはその成績が、優勝馬自身あるいは3着内に入った馬の当該レースの前後のパフォーマンスによって裏付けられているかどうかを検討しています」。

 「アロゲートについては、ペガサスワールドカップでのパフォーマンスがドバイワールドカップでのそれをほぼ生み出したようなものです。この2レースの3着内に入った馬のその前後の成績も堅実です。アロゲートはドバイの後に完全に戦意を喪失し、同じようなパフォーマンスを見せなくなりました。しかし、3着内に入った馬は活躍し続けました。もし今アロゲートがガンランナーよりも4ポンド重い負担重量を背負ったなら、絶対に勝てないでしょう。しかし、私たちはハンデキャップを作成しているわけではありません」。

 「アロゲートがまだ現役ならば、レーティングは明らかに引き下げられるでしょうが、それはドバイでの素晴らしいパフォーマンスを過小評価させるものではありません。私たちがここで行っているのは、1月1日~12月31日の間に競走馬が見せたパフォーマンスの格付けです」。

 ウィンクスは再び132ポンドを獲得し、2年連続で世界最高レーティングの牝馬かつターフホースとなった。

 2017年に9戦9勝を果たしたウィンクスは、現在22連勝中であり、伝説的な名牝ブラックキャビアとレーティングで肩を並べた。ウィンクスの最高のパフォーマンスは、ジョージライダーS(G1 3月17日)で達成した7¼馬身差の勝利である。

 ウィンクスの馬主は、ブラックキャビアに倣って同馬をロイヤルアスコット開催(6月19日~23日)に参戦させるかどうかの決断が迫られている。

 2017年シーズンを締めくくる英チャンピオンS(G1)で7馬身差の圧勝を果たしたクラックスマンには、欧州最高のレーティングがつけられた。このレースでの破壊力あるパフォーマンスは130ポンドと評価された。

 しかし、もし牝馬に対する負担重量の減量である3ポンドが引かれないという調整がなされたなら、そのレーティングにおいて、同じジョン・ゴスデン厩舎の牝馬エネイブルはクラックスマンをわずかに上回るだろう(訳補:その場合は、ウィンクスは世界トップに立つだろう)。

By Tony McFadden

[Racing Post 2018年1月23日「'The single best performance I've seen'-Baffert hails world champ Arrogate」]


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